イーロン・マスクは言った。「人工知能をたくさん作るのが、人類を守る方法」

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ん? 人工知能から人工知能が守るのかい…。

ロボットやコンピューターが意志を持ち、やがて人類を駆逐するという世紀末。そんな未来が訪れないよう、人類を守る方法があると立ち上がる男がいます。彼の名はイーロン・マスク。彼の考える人類を救う方法とは…、たくさん人工知能システムを開発するということ。…あれ?

今月、イーロン・マスク氏は、Linked in共同創設者のリード・ホフマン氏とPayPalの共同創設者ピーター・ティール氏と共にOpenAIの設立を発表しました。OpenAIは、デジタル知能をより発展させるための非営利団体。すでに、創設メンバーが10億ドルを研究費として投資しています。マスク氏は、ベンチャーキャピタリストのSam Altman氏とともにOpenAIの共同役員をつとめます。

Altman氏が、ネタ元BackChannelのインタビューで語ったところによりますと、OpenAIの設立は、人工知能システムの発展をより多くの人と共有したいという思いが前提にあるといいます。前提はさておき、興味深いのは、Altman氏やマスク氏は、将来訪れるかもしれないコンピューターによる人類破滅を、OpenAIによって阻止しようとしているのではと思えるふしがあるということ。ターミネーターで言うところのスカイネットとOpenAIで戦おうってなことです。いや深読みしすぎかもしれませんけれど、インタビューでAltman氏が語った内容はまぁこういうことです。大抵の人間はいいヤツだけど、多く集まれば中には悪いヤツもおり、それは人工知能にも言えること。つまり、強大で賢い人工知能が1つあるよりも、たくさんの人工知能があれば悪いヤツがでてきても止めることができるのではということなのです。どんなに賢くても1つしかなければ、そいつが道を外れたらどうにもならんというね。

うーん、なんかわかる気はしますけどね。人工知能を開発し発展させればさせるほど、ターミネーターみたいな世界がこないとも限らないわけで。それを阻止するには、人工知能がたくさんあればいいとね。これに対して、米GizmodoのStone記者は「悪いヤツが銃を持ってくるかもしれないから、良いヤツにも防衛のために銃をもたせよう」という考え方と同じで、危険だと指摘します。もし〇〇ならばという仮定の話なので、議論するのは難しいですね。ディベートにあるような、ある種哲学的な話になってしまいます。とは言え、じゃぁ人工知能の研究は禁止にしようってわけにもいきませんからね。人類は、今、難しい分岐点に立たされているのではないでしょうか。

source: BackChannel h/t The Guardian

Maddie Stone - Gizmodo US[原文

(そうこ)