いまいち盛り上がりに欠けるフィンランドで「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を公開初日に見てきた

いまいち盛り上がりに欠けるフィンランドで「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を公開初日に見てきた 1

森と湖とサンタさんの国、フィンランドでは「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」公開が日本より一足早い12月16日。さっそく観てきましたが、あれれ? みんなあんまり盛り上がってない!?

フィンランドでは本作の宣伝があまり積極的になされておらず、映画上映の1週間ほど前になってようやくヘルシンキ中心でも映画ポスターを見かけるようになった程度。ヒューレット・パッカードやサブウェイなどのタイアップ広告は先月ごろから見られましたが、グッズの販売も日本ほどではなく、比較するといまいち盛り上がりに欠ける感じでした。

いまいち盛り上がりに欠けるフィンランドで「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を公開初日に見てきた 2

公式ポスターは直前までなかったけど、サブウェイの広告はしばらく前から町中で見られた

映画館では12月16日の朝の10時台の上映が初回でした。ヘルシンキ市内の複数の映画館で上映されていましたが、複数のスクリーンがある映画館では、2D版と3D版の上映時間の差がたったの5分しかないほどのヘビーローテーション上映をしていました。平日だったこともあってか、回によってはまだ空席が数十席以上あるものもありましたが、夜の回は1席しか空いてないものも。

いまいち盛り上がりに欠けるフィンランドで「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を公開初日に見てきた 3

ヘビーローテーション上映

フィンランド国営放送Yleによると、初回上映にはコスプレした人たちや「スター・ウォーズは子どものころの僕のすべてだった」などと語るファンたちも見られたよう。来場者にはお菓子も配られていたそうです。

いまいち盛り上がりに欠けるフィンランドで「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を公開初日に見てきた 4

映画館によってはファーストオーダー・ストームトルーパーと写真が撮れるようになっているところも

私の観たのは午後2時台の上映回。オンラインでチケットをすでに購入している人が多いためもあってか、チケット売り場も混雑することなく、席も決まっているため行列もありませんでした。平日昼の上映でしたが、観客の年齢層は30代男性が多めで、女性や子ども連れは少なめでした。コスプレをしている人はほとんどなく、いてもローブを着ていたり、「新たなる希望」でのレイア姫の髪形をした女性がいた程度。

いまいち盛り上がりに欠けるフィンランドで「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を公開初日に見てきた 5

上映開始直前、並んでいるのはチケット確認があるから

フィンランドと「スター・ウォーズ」シリーズのつながりは、実はシリーズ最初の作品「新たなる希望」からあります。フィンランドではよく知られている話ですが、「新たなる希望」の最後のヒーローたちにメダルを渡すシーンでレイア・オーガナが身につけている首飾りはフィンランドのLapponiaというブランドのもの。なお「帝国の逆襲」に登場する氷の惑星ホスは、雪と氷の国フィンランドではなく、隣国ノルウェーで撮影されています。

本作では、チューバッカを演じるのが旧三部作で中に入っていたPeter Mayhewさんだけでなく、フィンランド出身のバスケット選手Joonas Suotamoさんの2人で演じています。他にもフィンランド出身のYouTube有名人のSara Forsbergさんが宇宙人言語を作り上げたりと、本作でもフィンランドと「スター・ウォーズ」のつながりが見られるのはフィンランドのファンにとっては嬉しいことのようです。また、本作主要キャラクターの名前がフィン(Finn)であることも、フィンランド人(英語だとFinnish、略すとFinn)には親しみが持てるよう。

観客の中には当然ながら旧作からのファンもいたようで、上映中はお馴染みのあれやら懐かしのあれやらに小さな歓声や笑いも上がりました。上映後には拍手が起きましたが、これはフィンランドではかなり珍しいこと。フィンランドの観客からの評価が高かったことの表れでしょう。

子ども時代は「スター・ウォーズおたく」で通っていた筆者にとっても、「映画シリーズは前作観たがそこまでコアなファンではない」同伴したフィンランド人にも満足いく内容でした。日本でご覧になる方もお楽しみに!

*訂正:フィンの英名を「Fin」としていたのを「Finn」に正しました。

source: YleIltalehti.fi

(執筆・撮影 abcxyz)