「フォースの覚醒」公開されてから盛り上がってきたフィンランド、その理由とは

「フォースの覚醒」公開されてから盛り上がってきたフィンランド、その理由とは 1

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」公開初日にはいまいち盛り上がりに欠けたフィンランドですが、どうやらいまになって盛り上がってきたようです。その理由をフィンランド人に聞いてみました。

公開前はしらーっとしていたフィンランド国内メディアも、上映が開始されてからようやく「スター・ウォーズ」シリーズの話題をこぞって取り上げはじめしました。

国内最大の新聞社Helsingin Sanomat/Nyt.fiは1977年にシリーズ最初の作品「新たなる希望」がフィンランドで公開されたときのことを「母親のスカートに隠れて映画を観ようとした子供もいたっけ」などと回顧する記事や、その当時の新聞レビューを掲載した記事などを公開。またフィンランド国営放送Yleではフィンランド映画「4月の涙」などを担当した脚本家が「このシリーズは映画界を変える作品だった」と語る記事。スポーツ紙Iltalehtiでは、Saturday Night Liveや映画「インサイド・ヘッド」の声優などで知られるBill HaderさんがBB-8の音声コンサルタントをしており、フィンランド映画史上最大の予算で制作される映画版「アングリーバード」でも声優を務めることなどの報道があります。

シリーズの昔の作品がフィンランドでどれだけヒットしたかなんて記事は、映画公開前に報道してみんなの作品に対する期待を高めればいいのに…なんて思いますが、映画が公開されてから盛り上がってきたのにはフィンランド人の気質に理由があるようです。

フィンランドには「Pessimisti ei pety」(悲観主義者は失望しない)、「Älä odota niin et pety」(期待しなければがっかりしない)という言い回しがあり、総理大臣が記者会見で使うくらいです。フィンランド人の知り合いはこう語っていました。

日本なら毎年春になれば桜が咲くことを楽しみにすることもできるかもしれない。だが、フィンランドでは天気が良く温かい夏が毎年来るとは限らない。そういうのもあって、本当に確実になるまで喜ばない文化。だから前もって盛り上がりはしてなかったけど、映画の評判が良いことがわかってから盛り上がりだしたんじゃないか。

どうりでコスプレして来る人が少ないわけです。フィンランド国営放送Yleが公開初日にコスプレをして見に来た人たちの写真をギャラリーにしていますが、やっぱりそんなに多くはいなかったよう。

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画像は、そんな中でも人目を気にすることなくグループコスプレをしていた方々を捉えた、Hanna Auvinenさんによる貴重な写真。ジャワの背が高すぎたり、チューバッカがまるで「ウィングコマンダー」のキルラシー族みたい(同シリーズにはルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルさんも出演)だったり。ちなみに一番右の初音ミクみたいなのはヨーダだそうです。

image by Hanna Auvinen

source: Nyt.fi, Yle,Iltalehti

(abcxyz)