Wikipediaのジミー・ウェールズ氏の発言、中国政府に検閲される

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ジミーもびっくり。

Wikipediaの創設者ジミー・ウェールズ氏は、あれこれ嘘情報がネットに書き込まれることには慣れっこでしょう。だからこそ、Wikipediaの記事の精度をあげようとあれこれ対策を考えるわけで。が、そんなウェールズ氏も、まさか自分の発言がここまで180度ねじ曲げて伝えられてしまったのには驚いたのではないでしょうかね。中国政府、恐るべし。

中国は烏鎮で行なわれた世界インターネットカンファレンスにて、ウェールズ氏がパネルディスカッションに登壇しました。そこで、これからのマシンの学習技術の進歩によって、政府が情報をコントロールしていくのは不可能になると、ウェールズ氏は語りました。その後、彼の講演は中国語に翻訳されカンファレンスの公式ウェブサイトに掲載されたわけですが、その内容がまったく違うものになっていたのです。掲載された翻訳記事は、これからの技術進歩により、ネットでのコミュニケーションを政府がより解析しやすくなるとウェールズが講演したと書かれています。まるでウェールズ氏が、中国政府のネット制御体勢を支持するかのような…。間違いというより、意図をもってわざと内容をねじ曲げたと言わざるをえない、中国政府よりの記事になっています。

情報統率はしたい、しかしテクノロジーで世界のリーダー的存在になりたいという中国政府の野望は、どうしても正面からぶつかり、道を違えてしまうもののように思いますけれど。二兎追う者は一兎もえず。どこかで方向転換をせねばならないのでは…?

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source: Wall Street Journal

Kate Knibbs - Gizmodo US[原文

(そうこ)