これからはVRの時代へ、TVの画面でも360°動画が楽しめるようになりました

これからはVRの時代へ、TVの画面でも360°動画が楽しめるようになりました 1

2015年はバーチャルリアリティ(VR)や360°動画がキャズムを超える年だったと思います

2015年初頭にはYouTubeで360°動画が視聴できるようになり、動画内をグリグリすると自分の見たい方向が自由に見れるようになって、まるで魔法のようでした。Oculus Riftやハコスコ、Samsung Gear VRといったヘッドマウントディスプレイも一般でも手に入れられるようになりました。ニューヨーク・タイムズやウォールストリート・ジャーナルなど米メディアを筆頭に360°動画コンテンツのVRジャーナリズムが加速しました。

年末に発売されたRICOH THETA Sでは360°動画撮影機能が大幅にアップデートされ、気軽に誰でも360°動画が撮影できるようになりました。

そして、今度は大きなTVのスクリーンでも360°動画が楽しめるように。ウォルト・ディズニー・カンパニーが支援するアメリカのスタートアップLittlstarが、Apple TV向けの360°動画再生アプリ「Littlstar // 360 and VR Cinema」を発表。さらに iOS、Android、Samsung Gear VR向けにもアプリを提供しています。

すでに世の中に多数存在する360°動画を今すぐ大きなテレビのスクリーンで楽しむことができるのです。そう、Apple TVがあればね。Siriリモコンのトラックパッドを使って360°動画をグリグリできますよ。

Littlstarは、初の360°コンテンツオンラインコミュニティプラットフォームとして、2014年にスタート、ディズニーがアクセラレータとして参画しています。既にナショナルジオグラフィック、マウンテンデュー、ショータイムなど、有名なメディアブランドと提携していますが、個人ユーザーによる360°動画の投稿にも対応していて、良いコンテンツはLittlstarのキュレーションによって注目が浴びるようなしくみにもなっています。

360°動画の臨場感はまるで映像の中の世界がそこにあるかのよう、自分が何を見るか、どこを見るか、どのくらい見るかを全部自由に決められる。VRは人々の映像体験を今後ますます変えていくのだと思います。

ウォール・ストリート・ジャーナルの5分間のミニドキュメンタリーでは、プロのバレエダンサーがスタジオでリハーサルしている様子を見て(素早く動くダンサーの動きを最小限のフレームレートでトラック出来るのは、すごかったです!)、ニューヨークのリンカーンセンターのバルコニーシートに座って彼女を見ることができます。

ナショナルジオグラフィックのイエローストーン・レイク州立公園の大自然動画を360°で視聴することができます。さらに人気のある動画として、マルチプレイヤーのオンラインバトルゲーム「World of Tanks」による、臨場感溢れる1941年の第二次世界大戦の戦車バトルもあります。

Littkstarのような企業が、360°動画を「2D VR」、特に画面の大きいTVで実現しようとするのは理解できます。

ここ数年でエンターテイメントメディアは、大量のサービスを作り、テクノロジー企業やコンテンツクリエイター達は、Netflixといった「インターネット中心型サービス」において、ソファに座って大きなテレビセットで、いかに快適にコンテンツを視聴できるかを追求してきました。Apple TVやRokuといったプロダクトは、ストリーミング動画やインターネットのブラウザをテレビにももたらし、オンラインゲームプラットフォームとしても加速しています。

今、エンターテイメントとジャーナリズム業界は、VRと360°のテクノロジーに傾倒しています

近い将来、テレビがセットが映画館を超える日が来るかもしれませんね。

Bryan Lufkin - Gizmodo US[原文
(mayumine)