2020年までに合計約1万人のグローバル人材を輩出する大規模プロジェクト(追記あり)

2016.01.11 11:00
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留学経験アリ。その経験がない人にとっては、なんだか羨ましい称号ですよね。

特に「この人が!?」みたいな、ちょっと意外性のある人が留学経験者だったりすると、その瞬間にその人を見る目が変わってしまうことも。現在、文部科学省が官民共同プロジェクトとして行なっている「トビタテ!留学JAPAN」も要注目です。大学生等の派遣留学生数を2012年の6万人から2020年までに12万人に、高校生等を3万人から6万人に倍増して、留学機運を醸成するための「トビタテ!留学JAPAN」というキャンペーンと、そのコアとなる2020年までに民間から200億円の寄附金を集めて合計約1万人の学生を海外へ送り出すことを目標とした新しい留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」で構成されるもの。

幼少期から学生時代、社会人時代を通じて3度の海外経験を持つ、プロジェクトリーダーの船橋力氏は、「無限大(mugendai)」で「意欲あるすべての若者に海外留学を体験させたい」という想いを語っています。


学生の背中を強力に押す、魅力ある支援


「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」は、日本の大学・高校等に在籍する学生・生徒を対象とした海外留学支援制度です。

リーマンショック後、減少が顕著になった日本からの海外留学者数を見て「多くの留学志望者にとって、経済的な理由が足かせになっているのは明らか」と考えた船橋氏は、2013年のダボス会議(世界経済フォーラム)後、当時の下村文部科学大臣に留学支援プロジェクトの実現を直訴したといいます。

その後、官民協働の国家プロジェクトとしてスタートすると、全国を回って支援企業を募り、多くの企業・団体の支援を受けることに成功。その甲斐もあって、「トビタテ!留学JAPAN」の支援は、極めて充実したものになっています。

経済的な面では、奨学金(月額12~20万円)、渡航(10~20万円)、授業料(実費、上限60万円)などが給付され、返金の必要はナシ。学びの自由度も高く、28日間から2年間の期間内で、インターンシップ、フィールドワーク、ボランティアはもちろんのこと、それらに限定しない「実社会との接点」から多様な学びを得ることができる学修活動を、学生自ら設計し、応募することができるんだとか。

「従来の国費留学生は、成績優秀者だけを対象にしていましたが、当プロジェクトでは成績に関係なく、強い留学意欲や目的意識を持った人たちにも門戸を広げています」と、船橋氏。「自分が学生のときに、こんな制度があったら!」と羨ましく思ってしまいますが、世界への扉を身近なものにしてくれるプロジェクトには、大いに未来を感じますよね。


いろんな人や価値観に“まみれて”ほしい


幼少期にアルゼンチン、高校時代にブラジル、商社に進んだ社会人時代にはインドネシアの駐在と、3度の海外経験を持つ船橋氏。自らが「マイノリティである」という現実と向き合ううちに、自然と相手を受け入れ、さまざまな立場の意見を理解できるようになったと語ります。

留学生には、いい体験、きつい体験、両方してほしい。キツイのは『アウェイ体験』、つまりマイノリティとしていろんな人や価値観に“まみれる”こと。日本人は多様な価値観に慣れていないから、難しさを感じることもあると思いますが、そうやって苦労し、人間としての幅を広げていかなければ、これからの時代は生きていけないと思っています。

この「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」の経験者は、現在約1,000人。これが2020年には約1万人になり、「日本代表生」のネットワークができると、そこに大きな価値が生まれる。船橋氏は、将来につながる大きなビジョンを見つめています。

「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」の志望者は年々増えています。現在、学生の皆さんはもちろんのこと、これからプロジェクトの対象になる中学生や、学生のご両親にもぜひチェックしていただきたい、夢のあるプロジェクト。そこに込められた想いについて、詳しくは、「無限大(mugendai)」でご覧ください。


(2016/01/12 15:45追記)
記事中の誤った表現を一部訂正いたしました。

(2016/01/13 10:40追記)
タイトル・本文を一部修正いたしました。


source: 無限大(mugendai)

(有賀久智)

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