どうなってるの…北極点が12月に氷点下を上回る夏の気温に!

2016.01.06 12:47
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シロクマもビックリ!

2015年は史上もっとも暑い1年だった。もう何度も耳にしたニュースですよね。地球温暖化には歯止めがかからず、おまけにエルニーニョ現象の影響で、異常気象に拍車がかかった形です。なんとそのインパクトは、遠く北極点にまでおよびましたよ……。


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12月の北極点といえば、とにかく地球上でもっとも寒い場所だと想像するのが普通でしょう。零下20度を上回る日なんて、めったにないのが通常です。ところが、周辺の観測所および衛星からのデータ分析を進めたGFS Forecast Modelは、12月30日の北極点の気温が、グングンと異常な上昇を記録したと発表。現地時間の午後12時から2時には、ついに気温は氷点下ではなくなり、摂氏0.71度まで上がったことが明らかにされていますね!

昨年12月末は、世界各地で異常気象が報告されました。英国では12月としては異例の大雨で、各所に洪水被害が発生。一方、米国では、この時期に異例の竜巻と突風による被害が生じ、クリスマスが台無しに。そして、北へ北へと押し上げられた嵐が、北極圏にまで異常な気温の上昇をもたらしたと説明されているようですよ。

ちなみに、北極点で気温が氷点下にならないことなんて、普通なら真夏にしか観測されない事態だそうです。同時期の平均気温で考えるならば、米国のシカゴ周辺の気温と同じになってしまったということを意味していますね。北極点が、一気に南下して、カナダよりも暖かい気候になってしまっただなんて、やっぱりトンでもなくおかしなことですよね~。

一方、ほぼ同じタイミングで、米国のニューヨークの冬の気候はどうだったかといえば、これまた12月ではなく7月ですか? そんな感想まで飛び出すほど、極度の暖冬を迎えたことが伝えられています。今年の暖冬ぶりは、どこまでも極端で、きっとまた史上もっとも暖かい北半球の冬だなんて記録が、後ほど発表されるのでしょう。あまり寒くない冬だと、うれしい人は少なくないかもしれませんけど、やっぱり地球の将来のことが本気で心配になりますね。


source: The Washington Post

Maddie Stone - Gizmodo US[原文
(湯木進悟)

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