2016年はコーヒー不足が世界で深刻化するかも?

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コーヒー党には手痛い見通し……。

あなたは紅茶派ですか? それともコーヒー派? コーヒー好きの国民といえば、アメリカなんでしょうけど、日本も負けてはいないかもしれません。ただし、どちらの国にも厳しいニュースが待っていますよ。

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ご存じのように、世界のコーヒー生産の大半を担うのはブラジルです。五輪開催を控えて、ノリにノッテいるブラジルといきたいところなんでしょうけど、実は非常に深刻な干ばつに襲われています。そして、コーヒー農場も、前例にない被害に見舞われていることが明らかになっていますね。

このほど米国農務省(USDA)傘下の海外農業局(Foreign Agricultural Service)が発表したデータによれば、ブラジルで生産されているロブスタ種のコーヒーが、大幅な減産の見込み。60kg入りのコーヒー袋にして、実に500万袋の減産に終わると指摘されています!

ちなみに、ブラジルがダメならば、ほかの国で増産すればいいことでしょう? そう考えたいところですが、コーヒー生産国としてのブラジルの地位は、他国の追随を許さないレベルなんですよね。例えば、世界第2位のコーヒー生産量となるベトナムは、干ばつで苦しんで生産量が減ったブラジルと比較しても、まだ半分にもおよばないとされていますよ。

とはいえ、今回発表されたデータでは、いますぐに世界がコーヒー不足の危機に陥ることはないとの見通しも出されています。先ほどのベトナムでは、ブラジルとは反対に、コーヒー生産に適した気象条件がそろい、一時的に増産気味。また、ホンジュラスインドネシアでも、異例のコーヒー豆の豊作を迎えており、なんとか当面の需要は満たされる形のようですね。

しかしながら、こうしたラッキーな状況は、長くは続かない見込みです。世界のコーヒー消費量は増えゆく一方なのに対して、コーヒーの生産量は安定しないため、いずれはコーヒー不足による大混乱も予想されていますよ。もしや、2016年は初のコーヒー危機がやってくるのかもしれません。あんまりうれしいニュースではないですけど~。

image by jakkapan / shutterstock

Ria Misra - Gizmodo US[原文

(湯木進悟)