スマートウォッチ測定値はデタラメ? Fitbitが集団提訴される…

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あまり信頼してはいけない?

いちいちスマートフォンの画面を見なくても、いろんなタスクがこなせるスマートウォッチ。しかしながら、そのもっとも期待されている機能は、アクティビティートラッカーなど、健康管理に役立つフィットネス効果にあるとも評されています。でも、肝心の測定値がデタラメだったら意味ないですよね?

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このほどアクティビティートラッカーのメーカーとしては老舗のFitbitが、ユーザーから一斉に提訴されたことがわかりました。昨年発売された「Charge HR」および「Surge」には、胸部にストラップなどを巻きつけなくても、手首にはめているだけで心拍数データを継続測定できる「PurePulse」技術を新採用。肌を透過するLED信号が血液量の変化などをキャッチし、運動中でも心拍数の計測が可能と謳われているのですが、このPurePulseの精度をめぐって、Fitbitが訴えられてしまいましたよ。

例えば、あるCharge HRを購入した女性は、運動中でも心拍数が82に落ち着いているとの活動量記録データを手にしていました。ところが、不審に思ったトレーナーが、別の機器で心拍数を測定したところ、その値は同じ時間帯に160を突破! 単なる小さな誤差では許されない、PurePulseの欠陥を示す事例でしかないとの訴えを起こしています。この女性は、訴訟に踏み切る前に、返金を求めてFitbitにクレームを入れましたが、まったく聞き入れられなかったと語っているそうです。

このような訴訟には有意義な面がまったくありません。Fitbitは、自信をもって心拍数測定技術を送り出しており、原告によって示されているような主張に同意することはできません。あくまでも訴訟では、当社の正当性を主張して争う構えです。

当社の開発チームは、製品の性能チェックを社内で継続的に進めてきました。PurePulseは、ジムで一般的に用いられている心拍計よりも、優れた心拍数の測定が可能であり、ジムに通っていない時間帯や、さまざまな活動中でも継続的に心拍数データを測定することができます。

とはいえ、思いに留めておいていただきたい点ですが、Fitbitのトラッカーは、ユーザーが健康面やフィットネス関連の目標を達成できるように役立つデータを提供するために設計されたものです。科学医療の分野で活用するためのデバイスには仕上がっていません。

今回の訴訟を受けて、Fitbitは、こんなコメントを出しているみたいですね。なんだか最後の一文が気にかかるところでもあるでしょうか。業界でも群を抜く優れた測定技術とPurePulseを紹介してはおきながら、それほど精度を期待しないでほしいとの、どこかしら歯切れの悪い説明でもあるような?

ちなみに、Fitbitにとって気がかりなのは、スマートウォッチライクな新モデルのBlazeにも、PurePulseが搭載されているのに、いきなり発売のタイミングで、こんなイメージダウンのニュースが流れてしまったことでしょう。おまけに、集団訴訟は、カリフォルニア州、コロラド州、ウィスコンシン州と、複数地域で継続し、今後も同じような苦情が募る可能性は否定できないかもしれません。そうなると、以前もFitbitは、装着すると肌がかぶれるという苦情がユーザーから殺到し、集団訴訟の末に「Fitbit Force」の販売中止に追い込まれた苦い思い出があります。今後の展開が心配されていますよ。

また、いまのところは、訴訟はFitbitを相手取ったものだけですけど、同じような測定技術は、Apple Watchをはじめとする各社のスマートウォッチでも採用されていることが懸念されます。まだまだ盛り上がっていかなければいけないスマートウォッチ業界なのに、肝心の性能面で欠陥が次々と明らかになれば、大きな痛手でしょう……。 やっぱり多くの医師がフィットネストラッカーには懐疑的な意見であるのも当然だったりするのかな?

source: The Verge

George Dvorsky - Gizmodo US[原文

(湯木進悟)