アップルがVR端末を極秘に開発、その狙いとは?

アップルがVR端末を極秘に開発、その狙いとは? 1

やっぱりやっていました、バーチャルリアリティ。

1月29日(現地時間)に、アップルがバーチャルリアリティ(VR)端末を開発する極秘の部署を組織し、試作端末を製作していることを、Financial Timesが報じました。部署の規模は数百人体制、VRやAR分野のスタートアップから積極的に人材を引き抜いていることも明らかになっています。アップルは昨年夏に、(ちょうどGear VRやカードボードのように)iOS端末をセットして使うVRゴーグルの特許を取っています。

さらに先週の報道によれば、アップルがVRと3Dユーザーインターフェースのスペシャリスト、ダグ・ボウマン氏を採用しているのですから、同社のVR事業に対する力の入れようがうかがえます。

これに関連し、ボウマン氏の知見がVR事業のためだけではなく、アップルの自動車事業「Titan」を強化するためではないか? という指摘もあります。先日開催されたCES 2016でも、BMWなど大手がジェスチャーでコントロールのできる自動車を発表して注目を浴びていましたから、アップルがiOSやCarPlay、さらにHomeKitといったIoT事業をシームレスにつなぐ装置のひとつとしてVRを位置づけようとしても不思議ではありません。

すでにフェイスブックやマイクロソフト、ソニーといった競合がしのぎを削る中、後発となるアップルがVR単体だけでこの市場に参戦するとすれば、かなりの苦戦を強いられそうです。ですが、同社のサービスや製品をシームレスにつなぐためのものとしてVRを位置づけるなら、また話は変わってくるかもしれません。

Image by AR Pictures / Shutterstock.com

source: Reuters,Verge

(高橋ミレイ)