HTC Viveにハンズオン、Oculus Riftに近づいた?

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来たれ対抗馬!

HTCがVRヘッドセットViveの第2世代デベロッパーモデルを発表しました。かなり最終形に近い形にまで洗練されています。12月にはコンシューマー版の発売期日が延期されてちょっとがっかりでしたが、今回の発表はそれを埋め合わせてくれそうです。

HTCとValveが共同開発したViveは、去年の発表時にOculus Riftの対抗馬候補として期待されてきました。HTCは先週新デベロッパーキットの情報をチラ見せしていましたが、米Gizmodoはメディア各社の中でも最初にそれを試せることになりました。

Viveは今年4月に発売予定で、今は細かい部分を修正する仕上げの段階です。正式名称はVive Preとなるようです。目玉機能は新デザインの前面カメラにヘッドセット、ベースステーションの改善、より正確なトラッキング、そしてエルゴノミクス的にも改良されたコントローラーです。

僕はNvidiaが最近出しているEverest VRのデモを受け、エベレスト上空を飛ぶようなバーチャルリアリティ体験ができました。ナショナル・ジオグラフィックの重厚なナレーションの付いたドキュメンタリー半分、インタラクティブ半分という感じです。

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Everest VRで一番面白かったのは、穴の上にかかった危なっかしい間に合わせの橋の上をシェルパに付いて行くように言われたときでした。グラフィックスの美しさもさることながら、本当に惹かれたのはそのディテールでした。リデザインされたコントローラーを見ると(ハードウェアについては後述します)、小さなミトンがあります。橋を渡る前、手を伸ばしてワイヤの両側にある手をかける金具をつかみます。そして歩き出しますが、落っこちそうでヒヤヒヤしながら、ゆっくり慎重に行きます。うっかり踏み外したら死ぬんでしょうか? 怖くて試す気にもなりませんでした。橋を渡り切るとコントローラーが振動して、達成感を演出してくれます。

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全体的に使用感はシームレスでした。最初に装着したときにはちょっとひっかかる部分もありましたが、その後は意図された通りの動きでした。体とコントローラーの位置追跡もちゃんとリアルに感じられました。デモの間変な方向を向かされることもなかったし、壁に近づくとグリッドが現れ、うっかりぶつかりそうになることもありませんでした。

この種のヘッドセットではいつもVR酔いを経験してきましたが、今回はそれがありませんでした。グラフィックスにはやっぱりスクリーンドア効果(画素の間に線が見える)がありましたが、リフレッシュレートが高いので、フレームを落とさずに周りを見回せました。ここまでのグラフィックスができたのは、ViveがNvidia搭載システムにつながっていたからでしょう。

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ハードウェアに関しては、Viveは最初の発表時よりもっと完成度が高まり、コンシューマー向け製品らしく進化しました。着け心地もよくなりましたが、重さはまだ時間が経つとうっとうしい感じでした。それからViveにはワイヤがつながっているので、ひもなしで異次元に解き放たれるような感覚ではありません。

こちらが一年前。

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こちらが現在です。

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コントローラーも同じく洗練されました。エッジやテクスチャーがより良く、エルゴノミクス的に改善されましたが、基本的な考え方は同じで、両手に丸いタッチパッドとトリガーの付いた大きな杖です。

1年前はこちら。

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現在はこちら。だいぶすっきりしましたね。

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とはいえViveはOculus Riftの最終形と比べてしまうと、やはりそこまでパワフルでも洗練されてもいません。でも急速に進化してきたHTCとValveの技術、正式リリースが楽しみです。

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Mario Aguilar - Gizmodo US[原文

(miho)