グーグルのProject Tangoって今、何ができるの?

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進化した面と、まだまだもやっとした面とあり。

先週のCESで、グーグルのProject Tangoテクノロジーを使った最初のコンシューマー向け端末をレノボが発表しました。Project Tangoってそもそも何ができるんだっけ? と思われた方、こちらで現状をお知らせします。

Project Tango端末には、RGBカメラ、深度カメラ、魚眼レンズと、加速度計にジャイロスコープも搭載され、ユーザー周辺の空間を素早くマッピングできます。それによっていろいろなAR(拡張現実)アプリが使えるわけです。発売は今年夏、「6.5インチ以下、500ドル(約6万円)以下」となる予定です。

って、物理的なことはだいたいわかっても、具体的に何ができるのか、どういうメリットがあるのかがまだまだもやっとしています。そこで今回の発表イベントのあと、グーグルは既存の開発キットを使い、その具体的な用途をデモで見せてくれました。

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あるデモでは、Project Tango端末を通じて自分のいる空間に可愛いペットを生み出すことができました。このペットはユーザーのことが大好きで、どこにでも付いてくる、みたいな設定です。

たしかにかなり洗練された空間マップが、素早く作りだされます。なのでたとえば、誰かのひざの上にペットをのせて、その誰かはペットをバーチャル愛撫、みたいなことも可能です。ちょっと誰得ではありますが…。

Project Tangoタブレットをナーフガンにくっつけて遊ぶゲームもできました。

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シンプルなシューティングゲームがProject Tangoタブレットのスクリーンに表示されます。ナーフガンを動かしたり、引き金を引いて撃ったりすると、それに合わせて画面の中身も動きます。以前に比べて、リアルタイム処理がかなり進化していました。

Tangoテクノロジーは2014年のGoogle I/Oで初めて手にしましたが、それ以降本当に成長したと思います。ただそれでも完全にシームレスとはいえず、普通の人が使いたいと思えるレベルには多分到達していません。リアルタイムの処理とかマッピングは問題ないんですが、マッピングされた空間に対するタブレット上での操作がまだまだです。

それに、デモ以上にちゃんとできる何かが必要です。Project Tangoチームでは、今後数カ月内でデベロッパーパートナーを見つけるべくかなり頑張ってはいます。

幸いProject Tangoタブレット発売まではあと半年あるので、それまでにはもっと便利だったり面白かったりする使い方が開拓されることでしょう。多分。期待して見守りたいです。

Mario Aguilar-Gizmodo US[原文

(miho)