ミラノで車禁止の3日間。大気汚染対策に奮闘してるのは中国・インドだけじゃない

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2015年は、深刻な大気汚染が世界的なニュースになった北京デリー。被害を抑える対応策の一つとして、街中での自動車走行を制限する計画が進むなか、先日、ヨーロッパでも同様の試みが実施されました。

昨年12月28日から3日間にわたる自動車禁止を実施したのは、イタリア・ミラノ。その理由は、昨年12月じゅう市内を覆っていたスモッグです。健康に悪影響を及ぼす大気から生み出されたスモッグ発生の主な原因は、数週間にわたって続いた温暖かつ乾燥した天候とみられています。たしかにこの冬、イタリアの各所では約2カ月ほど、雨の降らない日が続いていました。

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写真はミラノ市内で見られた深刻なスモッグ。「ここは北京ではありません」といった旨のキャプション付き

ミラノで行なわれた「車なし」の3日間は、通勤に支障を来さないよう配慮しつつ、月曜日から水曜日まで、朝10時から夕方4時の6時間実施されました。私用自動車の通行が制限され、公共交通機関には割引価格を適用。普段自動車を使用していた多くの人々に対して、バスや電車の利用が促進されたのです。

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果たしてそんなに限定的な期間で結果が見られるのかしらと思いますが、たとえ短期間の車両規制でも“違い”は現れるそう。ロサンゼルスでの車両規制イベントCicLAviaの成果を分析したUCLAの研究では、大幅な改善が確認されています。同イベントで自動車が規制されたすぐ側のエリアでは、最も危険だと特定された物質が49%減の2.5マイクロメートル以下に記録されたのだとか。

とはいえ車の規制が解除されるのと同時に、大気汚染も復活するのですが...。

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2015年を振り返ると、ヨーロッパでは悪性スモッグと向き合う機会が多かったようです。パリでの「車なしの日」だってまだ記憶に新しいひとも多いのでは? イタリアではミラノに限らず、ローマでダウンタウンへの車の乗り入れが制限されたり、フィレンツェでは大晦日に繁華街での車両規制が実施されたり。ナポリでは名物のピザを焼く薪釜の使用が禁止された時期もありました。

一時的な自動車規制は、better than nothing(何もしないよりは良い)であることはさることながら、大都市で暮らす市民が参加したという規模の面でも重要な取り組み。それでもやっぱり長期的な解決策としては、今すぐにでも大都市での自動車規制を始めるべきではないかという声もあります。

新たな年の幕開けに、さらなる未来のことを考えるのには良いタイミング。2016年、個人、日本、そして世界でどんなエコフレンドリーな取り組みができるでしょうか?

source: AP

Alissa Walker - Gizmodo US[原文

(Rina Fukazu)