カリフォルニアの山で四百万年前のクジラの化石が発掘、進化の過程を知る手がかりに?

2016.01.07 10:00
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生物の進化を解明する大きな手がかりになりそうです。

四百万年前のクジラの化石が、ほぼ完全な状態で発掘されました。場所は、カリフォルニア州サンタクルーズ郡の建設現場。海ではなく高い山の上です。おそらく地殻変動によって、結果的にこの場所に行き着いたのだと思われます。

クジラの化石は昨年9月4日に、スコッツ・バレーの住宅開発の検査に来ていた古生物学者によって発見されました。現在のヒゲクジラの先祖にあたり、大きさは25フィート(約7.6m)あります。ここまでのいい状態を保ったサンプルが見つかることは非常にまれで、研究者たちは大昔に生息していたクジラの生態を調べることができると大興奮。発掘されたのは脊椎骨、さらに頭蓋骨、顎、肩、ヒレ、腕の骨などのパーツが見つかりました。

「この化石が海岸沿いで発掘されたとしたら、頭蓋骨やその他の骨の一部しか見つけられないのが普通でしょう。」と、カリフォルニア大学サンタクルーズ校の古生物学者Matthew Clapham氏が地元のニュースを配信するSanta Cruz Sentinelで語っています。「だからこそ、この発見は非常に特別なものなのです。」

これまで、スコッツ・バレーの土壌からは、サメの歯など海生物の化石の破片しか発掘されていませんでしたが、今回発見された巨大な脊椎骨のおかげで、大昔からのクジラの進化を解明するヒントが得られました。このクジラは、祖先にあたるグループからクジラが枝分かれしていくあたりの時代に生息していたものと考えられ、そのため、現代のクジラの起源を辿る新しい手がかりとなるでしょう。

地殻変動が起き、数百年もの時間をかけてゆっくりゆっくり海底が押し上げられたことで、結果的にサンタクルーズの山の上で発掘されることになったこの化石。

現在、研究者たちはこの化石を状態を保ったまま輸送しやすくするために石膏で包み、そのまま南カリフォルニアに位置するモンロビアにある化石に関する事業を行う会社Paleo Solutionsに送られる予定です。


source: Santa Cruz Sentinel 1 & 2

George Dvorsky - Gizmodo io9[原文
(SHIORI)

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