Uberの出現でサンフランシスコ最大のタクシー会社が破産

2016.01.12 12:35
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いつか来るんじゃないかとは言われていました。

とうとうサンフランシスコ最大のタクシー会社が、UberやLyftとの競争の影響で破産申請をおこなったとのことです。

SF Examiner紙は、イエローキャブ社が発表した声明には興味深い破産理由が書かれてあると伝えています。UberやLyftなどの配車アプリによって乗客が奪われていることだけが原因ではなく、ドライバーがUberやLyftへ移っていることも理由なんだそうです。


我々はもっと手当を増やさなければいけませんし、その手当を支払うドライバーも増やさなければいけません。これこそが我々の収入源なのです。そのためには単なるドライバーの増員でなく、イエローキャブでのドライバーとして満足している人を雇わなければならないのです。イエローキャブはタクシーで生計を立てられるように、最高の環境を提供していますから。


確かに、配車アプリのドライバーの労働問題が話題となっています。配車アプリのドライバーたちは独立業務請負人として営業しているからなんです。つい最近シアトルでは、UberとLyftのドライバーのための組合が立ち上がりました。しかし、ここで考慮すべきこともあります。助けが必要な障害者や、タクシーを待たせておく必要があるようなお客さんたちはタクシーがなくなると、そういったタクシーならではのサービスを受けられる他の移動オプションがなくなってしまうのです。

なのでイエローキャブが再生して、もっとたくさんのドライバーを雇えることを期待しましょう。他のタクシー会社はすでに市場の移り変わりに合わせて新しいアプリなどを導入したりしているので、イエローキャブもそれをお手本にできますね。

イエローキャブも一応アプリがあって、「割増料金なし」や「ハイブリッド車」などと謳っていますが、それ以外特に何も革新的な売りはないようです。そのような遅れがドライバーたちの生活に打撃を与えたのかもしれません。イエローキャブは、お客さんが満足いく乗車を提供できるスキルの高いドライバーを雇って、この交通戦争でタクシー会社としてまた輝けるようになるといいですね。


image by Yellow Cab

Source: SF Examiner

Alissa Walker - Gizmodo US[原文
(リョウコ)

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