マイケル・ムーア氏「この街を救いたいなら、ペットボトルの水は送らないで!」

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今回ばかりはムーア氏の活動を支持する声が高まっているみたいです...!

目下、水道汚染の危機に直面しているミシガン州フリント市。住民たちのために...と、大量のペットボトルの飲料水が日々送られているようですが、そんななか一人「もう送らないで」と声をあげたのは市で1番の有名人、マイケル・ムーア氏

MSNBCの番組後、ムーア氏はツイッターで次のように真意を補足しました。

非常に多くの人々からペットボトルの水が市へ送られてくることについて、その協力的な姿勢と優しさには感謝しているとしたうえで、「これが(短期的な救いにはなるものの)子供たち世代の脳への影響が懸念されている今回の水道問題に対する、本当の意味での解決策にはならない」というムーア氏。

彼によると以下の計算が成り立つそうです。

フリントには、10万2000人の住民がいて、1日に1人あたり約189リットルの水が料理、洗濯、入浴、皿洗い、そして飲用のために必要となる(洗車、植物への水やり、トイレに必要な水はカウントしていません)。送られたペットボトルの数は10万本で、1人1本に行き渡るくらい。でもこれは、1日に歯を磨いて無くなってしまう量。

1人のアメリカ人が1日生活するのに必要となる水の量は、ペットボトル200本分。これを住民10万2000人に送ると2040万本。それを毎日、来年、再来年...と問題が解決されるまでずっと数千万本のペットボトルを消費することになる。さあ、それだけ面倒見てくれる人はいる? だって、これこそが現実なのだから。

そこで手を差し伸べる意志のある人たちにムーア氏が代案するのは、"暴動"に加わること。彼の計画は、FBIにミシガン州知事リック・スナイダー氏の逮捕を要請するという動きのほか、フリントが即座に水道インフラの入れ替えを実施できるよう、米国研究開発評議会(NRDC)に訴訟を起こす支援をするものなど。

フリントに残ると決めた住民に対し、アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁(FEMA)は各家庭に一時的な水道システムが配備されるよう対応しなければならない。当提案は、フリント市内の各家庭に約208リットルのドラム缶を2つ配給するというものだ。毎日トラックが各家庭をまわり、ヒューロン湖から得た新鮮な水を届ける。ドラムには栓がついていること。

環境への配慮も十分なムーア氏の具体的な提案。「スマートな解決策だ」と支持する声は少数ではないようで、米Gizmodoでも、ムーア氏がこれほど正当だったときはあっただろうかと好感が示されています。同活動の具体的な内容や署名への参画は、こちらのサイトから。

source: Don"t Send Bottled Water

Alissa Walker - Gizmodo US[原文

(Rina Fukazu)