北京「交通渋滞はUberのせい」

北京「交通渋滞はUberのせい」 1

中国、とくに北京の交通渋滞は世界の終わりレベルというのは周知の事実。それにともなう大気汚染だって大変なものです。あれこれ対策はとっているようですが、火に油を注ぐがごとし、どうにもなりません。しかし、それもこれもどうやらUberなどのライドシェアサービスのせいだ、とかなんとかかんとか…。

ネタ元のウォール・ストリート・ジャーナル紙が報じたところによりますと、北京の地方自治体は、Uberや中国版UberのDidiなど、ライドシェアサービスの台頭を快く思っていないんだとか。北京市曰く、ライドシェアサービスにより、10万台を超える車が路上に増え、1日60万から70万回ほど利用され街を走っているというのです。つまり、北京市が言いたいのは、そのせいで渋滞が悪化していると。

中国の発展と車の普及は比例関係にあります。中流階級が増え、都市部が拡大するにともない、車を所持する人、または所持したいと考える人は年々増加するばかりです。中国の車市場は、もはやアメリカのそれを超えています。中国のオンライン地図AutoNaviが発表したレポートでは、北京市内は渋滞により、30分かかるべきところ1時間以上も車移動にかかってしまうとのこと。車社会が進む中国が抱えるのは、1日4000人の命を奪っていると言われる劣悪な大気汚染。先日、ついに北京市は大気汚染による「赤色警報」を発し、市内を走る車をナンバープレートの数字でわけ、半分に削減するという方法に乗り出すまでに。

今まで、グーグルしかり、Netflixしかり、多くのIT企業が中国進出を目指しては失敗に終ってきた中、Uberは多くの中国企業とタッグを組み成功を収めています。中国展開を始めた2014年2月から、Uberチャイナは伸び続けており、今や企業価値70億ドルにまで成長しました。となれば、Uberはもちろんカーシェアサービスは、それ相当の市場を築いており、規制するのは難しいのでしょう。車と汚染の問題、簡単には解決されません。

image by YouTube

source: Wall Street Journal

Bryan Lufkin - Gizmodo US[原文

(そうこ)