米国政府、自動運転車の開発へ約4700億円投入

2016.01.18 12:40
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もう未来の話じゃない。

米国政府が、自動運転車の普及に向けて約40億ドル(約400億円)を投入する計画を発表しました。今後10年間、自動車メーカーやテクノロジー企業による安全な自動運転車の開発を支援し、実世界でのパイロットプロジェクトも行うそうです。これは、オバマ大統領が進めてきた米国内の交通手段を進化させる全体計画の一環となります。

その資金は2017年の連邦予算案の中で要求されていて、米国内の指定エリアでのパイロットプログラムにあてられます。米国政府はまた、自動運転車開発企業と協力して、開発をより加速させようとしています。目標は自動運転車の安全性を確保し、インフラも自動運転対応にすることです。

米国運輸省のアンソニー・フォックス長官は、デトロイトで開催中の北米国際オートショーで、フォードやGM、テスラ、そしてグーグルなどとともにこの計画を発表しました。発表前に運輸省から出された声明文の中で、フォックス長官はこう語っています。


我々は、人命を救い、温室効果ガス排出量を削減し、米国民の機動性を革新できる巨大な可能性を持った自動車技術の新時代の先端にあります。今、そして今後我々が追求するアクションは、メーカーや州当局、消費者に対し、新技術を使い、安全性能をフルに得るための基礎を築き、道を開くことでしょう。


また、2013年に出された国家道路交通安全局(NHTSA)による自動運転車に関するポリシーガイドラインもアップデートされました。そこでは、自動運転車はより安全な交通手段になりうるものだとはっきり書かれています。

NHTSAのマーク・ローズカインド局長も、声明でこう言っています。


NHTSAは使えるツールをすべて使って、ヒューマンエラーが関わる致命的事故の94%をなくす技術の普及を加速しようとしています。我々は州のパートナーと協力し、これらのイノベーションに関して一貫性ある国のポリシーを作り、現在、そして将来的に自動運転車の普及を目指すメーカーに対し選択肢を提供し、あらゆる段階で安全性向上を最重要視していきます。


この計画に関し、米国政府はすでに2016年前半に大きなマイルストーンふたつを掲げています。

まず最初にNHTSAは関連企業と協力して、「自動運転車の安全な普及と運用」に関するガイドラインを完成させます。さらに全米レベルで一貫したフレームワークを作るべく、州政府や州レベルの米国自動車管理者協会とも協働します。

次にメーカー側の便宜を図るべく、運輸省は各メーカーから規則解釈要求を受け付け、技術と法律の整合性を取っていきます。たとえばBMWでは、自動車庫入れシステムについて連邦レベルでの基準を満たしているかすでに確認済みとのことです。

自動運転車の普及が、一気に現実へと向かいつつあります。


Bryan Lufkin - Gizmodo US[原文
(miho)

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