アメリカではパイロットが飛行機の操縦の仕方を忘れてる

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これから飛行機に乗る人は読まないほうが良いかもしれません...。

テクノロジーの発展で大型旅客機などの操縦は大部分はをコンピューターが自動で行なうようになりました。より正確により安全になっている一方でちょっと心配な側面もあるようです。

米国運輸省が最近発表したレポートによると、アメリカの商用飛行機パイロットたちは手動での飛行機操縦をするスキルを維持できていないとのことです。いくらトレーニングを受けていても、実際の操縦の大部分が今やテクノロジーによって自動で行なわれているからです。

しかしときに思わぬ故障やアクシデントが発生してパイロットが手動で操縦をしないといけないこともあります。そんなときにパイロットのスキル不足が問題になってきている、と指摘されています。

航空機における自動化が発達することで安全性は大きく向上しました、そしてそれによってパイロット業務も変わってきました。

航空業界は自動化を導入することで、安全性を損なわずに効率性を向上しパイロットの業務量を減らすことが出来ましたが、2013年7月のアシアナ航空214便事故を含む最近の幾つかの航空事故によって明らかになったことがあります。それは普段自動操縦を利用しているパイロットは手動操縦に切り替える際に、もしくは何か予期せぬ事態にあった場合に、間違いを犯すことがあるということです。

その結果、業界の専門家の中では自動操縦に依存することに対する懸念がますます大きくなりつつあります。専門家たちはパイロットたちが手動操縦を円滑に行うために十分なトレーニングもしくは経験を得られているのか、疑問の声を挙げています。

自動システムを使った操縦と手動での操縦両方のスキルが維持できていることをチェックするシステムがアメリカ連邦航空局には存在していないそうです。つまり私たちが今乗っている飛行機に何か起きたらパイロットは「えーっとこういうときどうやるんだっけ...?」と頑張って思い出してるのかもしれないわけですね。

これはテクノロジーが発達すると前の世代のテクノロジーが使えなくなってしまうことに似ていますね。今の子どもたちがウォークマンが使えなくてちょっと悲しい想いをしましたが、こちらはそれどころじゃありません。自動車も同じことが起きるかもしれませんね。近い将来自動運転車が普及したら、いざというときに運転ができない人がたくさん出てくるかもしれません。そういえば皆さん車のマニュアル運転できますか?

レポートは全文がこちらで読めます

image by Kent Wien under Creative Commons license

source: Department of Transportation via The Hill via Engadget

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(塚本 紺)