銀行と仮想通貨が交差する? 三菱東京UFJ銀行が開発中と報道

銀行と仮想通貨が交差する? 三菱東京UFJ銀行が開発中と報道 1

大幅なコストダウンが見込めるそうです。

お硬いイメージの銀行と、どうも怪しいイメージの仮想通貨。この2つがまさかタッグを組む日がくるとは思いませんでした。朝日新聞Digitalは1日、三菱東京UFJ銀行独自の仮想通貨の開発を進めていると報じています。

これまで主だった銀行のシステムでは、中央の大型コンピューターでさまざまな金融取引のデータを管理していました。この方式では大型コンピューターに大きな費用がかかります。そこで、仮想通貨を流通させ、複数の小型コンピューター上に取引記録の台帳を構築する「ブロックチェーン」という技術を採用。この方式により、大型コンピューターにかかっていた費用を大幅に削減できます。

このブロックチェーンという仕組みはビットコインのシステムとも非常によく似ています。ただし通貨の発行権限は銀行側が握っているため、システム内で安全に取引ができるわけです。この仮想通貨は「MUFGコイン」と呼ばれ、将来的には円と交換できるようにして利用客にも発行する計画もあるとのこと。自分の通帳にMUFGコインなんて記帳されたら、なんだかRPGみたいですね。

このような新しい動きを最近は「フィンテック(Fintech)」と呼ぶこともあります。これはファイナンスとテクノロジーを組み合わせた造語で、金融分野でITを活用することによりさらなる効率化や新サービスを生み出す動きです。日本ではマイナスイメージの強い仮想通貨ですが、銀行が手綱を取ることで安全に運用される姿をこの目で見てみたいものですね。

top image by Konstantin Yolshin /shutterstock.com

source: 朝日新聞Digital

(塚本直樹)