食べたい? 牛肉だけど牛じゃない合成ミートボール

160220nmeat.jpg

いずれ畜産は工場で行われる?

人工肉を研究している研究室はさまざまあれど、こんなに美味しそうな合成ミートボールを見たのは初めてです。サンフランシスコベースのベンチャーのMemphis Meatsが開発したのは、動物に頼らない合成肉のミートボールです。

この合成肉は動物の幹細胞をペトリ皿で培養し、筋肉繊維などに増殖させて食べられるようにしたもの。そう聞くとこの肉がおいしいのか疑ってしまいますが、上の画像のように調理方法次第でおいしく頂けるようです。この研究室を創立したUma Valetiさんは以下のように語っています。

「私たちのゴールは50年後です。その頃には、食料のために動物を殺すなんて考えは笑い話になるでしょう」

同研究室がプロトタイプとして製造した合成肉は、グラム(1g)あたり40ドル(約4,500円)、1オンス(約28g)のミートボールを作るのには1,100ドル(約12万4000円)もコストがかかります。おお、きっと世界一高価なミートボールですね…。ただすでにコストダウンの手法も見つけられており、将来的にはグラムあたり0.02ドル(約22.5円)まで製造コストを下げたいとしています。

その値段ゆえ、この合成肉は最初は高級スーパーマーケット、その後に一般的なスーパー、そして最終的には発展途上国でも販売したいとしています。市販化の目標は5年以内。そう遠い未来ではありません。

食肉を目的とした動物の飼育は、時として環境への悪影響も指摘されます。 人工肉が一般に受け入れられるのかはまだまだ未知数ですが、いずれ美味しい合成肉を作ることができれば食べてみたいですね!

top image by Memphis Meats

source: Fastcoexist.com

(塚本直樹)