弁護士の嘘のレビューを書くのは止めましょう(4000万円の賠償が待ってます)

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サービスが悪いとか態度が悪いとかで腹が立つことって、消費者なら誰でもあると思うんです。だからといって嘘のレビューをインターネットに書き込むのは止めたほうが良さそうです。相手が弁護士ならなおさらです。なぜか? 訴えられるからです。

今回アメリカでニュースになっているのはフロリダの夫婦、Copia BlakeさんとPeter Birzonさんと、彼らが離婚調停のために雇ったのが弁護士のAnn-Marie Giustibelliさんでした。離婚調停が終わった後、どういうわけか(夫婦ではなくなった)CopiaさんとPeterさんは二人で協力してAnn-Marie弁護士の悪いレビューをいくつものウェブサイトに書き込んだとのこと。

Avvo, Google, Yellow Pagesなどが書き込まれたサイトとしてあげられていますが、彼らが書いたレビューの例を見てみましょう。

誠実さがまるでない。何か言ったかと思うと、ぜんぜん違うことをしてきます。彼女の料金は仕事に対して高すぎます。まったく説明なしに最初に提示した額の4倍の金額にまで変えられました。彼女を使ってはダメ。誠実さと正直さについて勘違いしないようにしてください。彼女の場合、誠実さと正直さというのは同じことではないんです。お金のことになると面と向かって平気で嘘をついてきます。別の弁護士を雇いなさい…彼女以外なら誰でもマシな仕事をしてくれるはずだから。

すべてのレビューが真実ではないとわかってはいても、ここまで批判されている弁護士を雇うのはさすがにためらいますよね。弁護士としてのビジネスに悪影響を与えるのは一目瞭然です。これを見たAnn-Marie弁護士はこれらのレビューが文章による名誉毀損に当たるとして訴えることにしました。

…ま、弁護士ですからね。すごく自然な流れじゃないでしょうか。

インターネットに書き込まれたレビューはすべてAnn-Marie弁護士が料金について嘘をついた、という事実でない主張がふくまれていました。また2つのレビューでは彼女が契約書を偽造したとまで主張していました。これらの主張は事実ではないと、証拠が提出されたということです。

元夫婦の二人が法律の専門家になぜこんな戦いを仕掛けたのか不思議なところです。彼らの反論は、合衆国憲法修正第一条の下、言論の自由としてレビューは保護されるべきだというものでした。

いやー…きっと、あまり深く考えずにレビュー書いたのかな?

当然、事実と異なる主張でもって他人に害を与えている場合はその限りではないと裁判所が判断したようです。結果、懲罰的損害賠償として元夫婦の二人には35万ドルの賠償が命じられました。4000万円弱ですよ!

自分はこんなバカな間違いはしないよ。と思う人も多いとは思いますが、インターネット上での発言が名誉毀損として損害賠償につながった、という点ではなかなか意味があります。レビューの内容が嘘か本当か、なかなか判断が難しいケースがほとんどではありますが、少なくともフロリダでは弁護士についての嘘を書き込むのは止めましょう。

source: The SEM Post

Chris Mills - Gizmodo US[原文

(塚本 紺)