BBCは80年も前に世界初のSFドラマ「R.U.R.」を放送していた

2016.02.16 18:30
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ドクター・フーもビックリ!

Quartermass」や、世界最長のSFドラマ「ドクター・フー」など、BBCはSFドラマのパイオニアと呼ばれてきました。しかし実は、それらよりも遥かに以前からBBCはSFドラマを作っていたのです。1938年2月11日、BBCはテレビ版「R.U.R.」を放送しました。これは、ロボットという言葉の語源にもなった戯曲です。

R.U.R.とは、「Rossum's Universal Robots(ロッサム万能ロボット会社)」の略称で、チェコの作家カレル・チャペックにより執筆されました。劇中では、ロボットとは工場生産される人造人間で、機械ではなく人間同様の循環器や内臓を持っています。彼らは安価な労働力として家電のように扱われているのですが、やがて反乱を起こしてしまいます。AIやロボットの反乱というテーマは、ロボットの誕生と共にあったわけですね。

劇曲自体は当初、ニューヨークタイムズから酷評されましたが、スミソニアン・マガジンに書かれているように、タイムズに寄稿してまで劇を擁護したカール・サンドバーグ等、知識人からは高く評価されました。そしてBBCは、誕生してほんの2年後にR.U.Rのテレビ版の製作を行いました。当時のRadio Timesは、「特殊効果などの面から、テレビと非常に相性の良い劇である」と宣伝しています。

残念ながら当時のテープは残っていません。トップの画像はBBCプロダクションのものだと言われていますが、それすら定かではありません。出来るなら是非観たいとも思いますが、むしろBBCに今の技術でもう一度作って欲しいと思ってしまいますね。


source: Smithsonian

Charlie Jane Anders - Gizmodo iO9 [原文]
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