国連調査、ジュリアン・アサンジ氏は「恣意的な拘束」を受けていると報告。状況は継続中

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ジュリアン・アサンジ氏、まだロンドンのエクアドル大使館を出られない状況が続いています。

WikiLeaks創設者であるジュリアン・アサンジ氏。

彼がロンドンエクアドル大使館に身を寄せ、政治亡命を申請してからもう4年が経とうとしています。4年間、28平方メートルほどのスペースで生活をし続けてきたとのこと。

なぜ彼はまだ大使館に滞在しているのでしょうか。

アサンジ氏はスウェーデン婦女暴行事件の容疑がかけられているため、スウェーデン当局は英国に対しアサンジ氏の身柄引き渡しを求めています。そのため彼はロンドンのエクアドル大使館に身を寄せ、イギリス当局による拘束を逃れているという状況なんですね。

WikiLeaksでは、イラクでの米軍攻撃ヘリによる民間人への攻撃映像アメリカの外交公電などが公開され、非常に大きなスキャンダルとなりました。アサンジ氏がスウェーデン当局に身柄を拘束された場合、米国に引き渡される可能性が指摘されています。アサンジ氏の支援者たちは彼がアメリカに引き渡されてしまった場合、死刑を受ける可能性があると危惧しています

なので、エクアドル大使館を出られない状況がずっと続いているというわけですが...。

この状況が「恣意的な拘束」にあたる、として彼が国連に調査を求めたことで、国連が法律の専門家による作業委を派遣、調査を行なっていました。

BBCの報道によると国連の作業委は「ジュリアン・アサンジは恣意的な拘束を受けており、そこから解放されるべきだ」と判断したそうです。

国連の発表前、Wikileaksのツイッターアカウントでアサンジ氏は以下のように述べていました。

もしも英国とスウェーデン当局の行ないが非合法的だと判断された場合、私は直ちにパスポートの返却と私を逮捕しようとする試みを停止することを望みます。

しかし国連による判断は英国とスウェーデン当局に対して何も強制力を持っていません。デーヴィッド・キャメロン英国首相は国連作業委のこの判断を「馬鹿げている」と一蹴。さっさと大使館を出て出頭しなさい、と言っています

image by Chris Harvey / Shutterstock.com

source: BBC

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(塚本 紺)