ロシア、隕石を大陸間弾道ミサイルで粉々にすると息巻く

全人類のために2036年に飛んでくる邪神アポフィスを大陸間弾道ミサイル(ICBM)で粉々にしてやるわい、とロシアが張り切ってますよ。

なんか前にもロケットで粉々にしてやるわい、と張り切ってた気もするんですが、よく考えてみたらロケットは液体燃料。全然間に合わないことがわかった模様です。マキーエフロケット設計局の研究チーフのSabit Saitgarayev氏はタス通信にこう言ってます。

「ロケットは液体燃料が主流だ。発射10日前から燃料補給を始めるんで、直径がチェリャビンスク隕石並みの隕石(地球接近が探知できるのは衝突のわずか数時間前)の破壊には全然向かない。それをやるなら大陸間弾道ミサイル(ICBM)だろう。アップグレードが要るけれど」

つまり今のうちにばっちりアプグレしておけば、2036年地球に怪しいまでに異常接近するアポフィスも粉々だぜ、ロシア~!というわけですね~はい。

先月は「欧州諸国に彗星を核兵器で粉々にしてくれと注文された」と言ってたロシアですけれど、だいぶ前に核だと相互重力でガッチンコ元にくっついちゃうっていうシミュレーションもあった気が…。とりあえずロシアに頼んでおけば彗星はなんとかしてくれるべえ、チェリャビンスクもロシア直撃だったしねピース、というこの状況は一体…。

あ、そうそう、上の動画は何かといいますと、2013年2月15日にチェリャビンスクに隕石が落下したとき事前に探知できなかったことで、ウィリアム・シェルトン米空軍大将(空軍宇宙軍司令官)が米下院科学宇宙技術委員会という恐ろしい場所に召喚された時のものですよ。まさか隕石とICBMも区別つかないんじゃないだろうなオイ、とラマー・スミス委員長にキュウキュウに締め上げられてます。

スミス委員長: ロシア上空で爆発した彗星の話じゃよ。

シェルトン大将: あれは全くキャッチできなかったです。

スミス委員長: 衛星でもか? ほかも全滅か?

シェルトン大将: イベントは探知しました。

スミス委員長: 事前に分かったわけではないんだな?

シェルトン大将: 事前に、ではないですね。

スミス委員長: ロシア上空で爆発する彗星も探知できないのか。まさかこっちに飛んでくるミサイルも探知できないとか言うんじゃないだろうな?

シェルトン大将: いや、イベントは探知しました。

スミス委員長: イベントが起こった時にか?

シェルトン大将: イエス、サー。

スミス委員長: 前に、じゃないんだな?

シェルトン大将: イエス、サー。その件に関しては内々の話し合いに投げますので、詳しい話はそちらで。

ちなみにSpace.comが伝えたNASAの試算によると、チェリャビンスク隕石が地球の大気圏突入したときの速度は秒速18km。時速になおして64,800 km/hです。対するICBMは秒速8km、約28,800 km/hで、隕石のスピードの半分もありません。かなりのアップグレードとお金が要りますよね。財源はとりあえず不明。

source: Tass

(satomi)