iPhoneロック解除問題でグーグルがアップル支持。Twitter、Facebookも続く

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みんな、他人事ではないと。

アップルがFBIからテロ犯人のiPhoneのロック解除を要請され、拒否している件が議論を呼んでいます。厳密には、アップルは裁判所から、FBIへの協力としてiPhoneに犯罪捜査用のバックドアを作るよう命令されているんです。それに対しアップルのティム・クックCEOは、バックドアは悪用される可能性が高く、ユーザーのプライバシーを危険にさらすことになるとして拒絶しています。

一連のやりとりに関し、他のテクノロジー企業からもアップルを支持する声が集まっています。まずグーグルのスンダー・ピチャイCEOがそろりと「(FBIの姿勢は)ユーザーのプライバシー侵害につながりうる」と発言、その後TwitterFacebookが続いています。

といっても、2月16日にクック氏が「お客様へのメッセージ」としてFBIの要請拒否を発表してからは若干の間がありました。なのでエドワード・スノーデン氏などが、もうひとつのスマートフォンプラットフォーム・Androidを持つグーグルを召喚しようとしていたんです。

これはテック関連事件としては10年で最大級だ。沈黙が意味するのは、グーグルが民衆側ではない方に味方したということだ。

ここまで言われたら黙っているわけにはいかなさそうです。ただグーグルの場合、ユーザーのデータを元手にした広告事業が収益の柱であり、アップルとはちょっと事情が違います。そのせいか、2月17日がピチャイ氏がツイートした内容は、かなり言葉を選んだ結果になっているようです。

1/5 @tim_cookの重要なポスト。ハッキングを可能にするよう企業に強制すれば、ユーザーのプライバシーを侵害しうる。

2/5 法執行機関や情報機関が、犯罪やテロから市民を守るために非常に大きな課題に直面していることは理解している。

3/5 我々はユーザーの情報の安全を確保すべくセキュアな製品を作り、法執行機関には有効な法的命令に基いてデータへのアクセスを提供する。

4/5 だがそれは、ユーザーのデバイスやデータのハッキングを可能にすることを企業に要請することとはまったく違う。厄介な前例を作ってしまうかもしれない。

5/5 この重要な問題について、注意深くオープンな議論をしていきたい。

ちょっと硬さが見られますが、FBIの要求は行き過ぎだという見解はきちんと示されました。

これに続いてTwitterのジャック・ドーシーCEOはよりはっきりとアップル支持を表明しました。「我々は@tim_cookそしてアップルとともに立つ(そのリーダーシップに感謝)!」と宣言しています。

さらにFacebookも主要メディアに声明を送り、「企業のシステムのセキュリティを脆弱化させるような要求に対しては断固戦い続ける」と明言しました。

そんなわけで、「アップルvsFBI」の戦線が「テック企業vsFBI」へと拡大しつつあります。ただこの件は単にアップルだけ、テック企業だけの問題ではなく、スマートフォンユーザーみんなに影響することで、引き続き要注目です。アップルの裁判所命令への回答期日は当初より微妙に延びて2月26日となっています。

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source: AppleTwitterRecodeBloomberg

Alissa Walker-Gizmodo US[原文

(miho)