白色LEDの街灯は歩行者を安心&ハッピーにする

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夜道を歩くとき、不安を感じることありますよね?

そんな不安をとりのぞくために、できるかぎり夜道は一人で歩かないとか、電話をしながら歩くとか、護身グッズを携帯するとか、なんらかの対策をしている人は少なくないはずです。

グラナダ大学の研究者アントニオ・マヌエル・ペナガルシア氏によると、街灯など街の明かりをある種のものに変えると、恐怖感が緩和され、神経学的にも利点があると発表しました。アントニオ氏率いる研究チームは、スペインのアンダルシア州グラナダ県で275人を対象に、街灯の種類が犯罪に対する不安感や、全体としての幸福感にどんな影響を与えるのか歩行調査を行いました。

その結果、大通りに白色LEDを点灯させると、黄色いナトリウム灯を点灯した時よりも歩行者は安心感を感じたそうです。

理由として、白色LEDは見知らぬ人の顔をはっきり見ることが出来るという点があるようです。また、白色LEDはなにか脳内に幸福感やいい気分をもたらすトリガーになるとガルシア氏は考えているようです。

一般的に、公共照明に使用されている白色光のような青色の波長含有量が多い明かりは、睡眠ホルモンのメラトニンを抑制すると言われていて、神経を落ち着かせるというイメージはありませんでした。なので、今回初めて安心感や幸福感を発生させる遷移条件があるということが、被験者の歩行者たちの主観的な答えから証明された事になります。ガルシア氏は、このことについてもっと生理学的な研究が進められるべきだと考えているようです。

日本でも街灯の数を増やし通りを明るくすると、ひったくりなどの犯罪率が激減するといった成果を出している地域もあるようですね。単に明るくなったからだと思っていましたが、安心感や幸福感も作用していた可能性があるとは驚きですね。

image: elwynn/Shutterstock.com

source: CITYLAB

(junjun)