車道より歩道が広いと、こんなにも素敵な空間になる

2016.02.28 20:00
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車より人に快適な街に

都市が中心部から車を追い出そうとすると、決まって「ここはアムステルダムじゃないんだぞ」と言われます。でもご存じでしょうか? 中心部の移動手段の半分以上が自転車のアムステルダムだって、かつては同じだったのです。トップの画像をご覧になって頂ければ分かる通り、より優れた道のデザインは、自転車に乗っている人だけでなく、街に住む人々みんなの日常生活を改善します。

20世紀半ばまでは、アムステルダムも他の都市と全く同じでした。車を中心に都市計画を行い、駐車場を作り、都市の上を走る高速道路などが提案されていました。しかし、70年代にオイルショックが発生します。市民のガソリン節約を援助するため、1973年11月、オランダは国全体に「カーフリー・サンデー」を実施しました。これにより、毎週日曜日は全国300万台の車が運転禁止になり、高速を走る馬車や自転車など、奇妙な光景が見られるようになりました。そしてカーフリー・デーを設けた他国がそうであるように、ポジティブな影響を目の当たりにした人々は、より恒久的な変化を考え始めました。

アムステルダム大学で都市・地域計画の修士論文に取り組んでいたCornelia Dincaさんは、その過程でSustainable Amsterdamというブログを始めました。このブログは、アムステルダムが車中心の街から自転車、歩行者中心の街に大きく変化していく様をビフォー・アフター写真によって追う事ができます。写真家のThomas Schlijper氏が提供した写真と市のアーカイブを使い、過去と現在の街の写真を比較する事で、アムステルダムの都市デザインが素晴らしい変貌を遂げた姿を見る事ができます。下にいくつかの写真を掲載してみました。スライダーでビフォー・アフターを比べてみてください!

一つ重要なのは、車道を自転車道に変えただけではないという事です。それは例えば街路樹であったり、サイドウォーク・カフェだったり、ベンチや公園、マーケット、噴水など、細かい変更の積み重ねが、道を「場所と場所を繋ぐもの」から「場所そのもの」に変えているのです。


ファン・ブーニゲン通りとファン・ブートゼラアー通り 1962年から2015年



プランタージュ・ミッデンラーン 1970年代から2015年



マース通り 1977年から2014年



ニーウェ・ドゥーレン通り 1981年から2014年



メーステル・フィッセル広場 1970年代から2015年



ハールレンメル広場 1970年代から2015年



ゲーラルト・ダウ通り 1982年から2015年



興味のある方は、Sustainable Amsterdamや@SustainableAMSにてもっとたくさんの写真を見る事ができます。


source: Sustainable Amsterdam
images: トップ画像 - シント・アントニースブレー通り 1980年代から2013年; 歴史写真 - Beeldbank, アムステルダム市アーカイブ; 現代写真 - Thomas Schlijper; Special Thanks - アムステルダム大学、都市サイクリング研究所のMarco te Brommelstroet

Alissa Walker - Gizmodo US [原文]
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