サイバー救助犬、GPSとカメラつきの「ハイテクスーツ」で捜索状況をリアルタイムに送信

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救助犬と人がもっと協力しあえます。

その優れた嗅覚で、瓦礫の下の被災者の発見に役立ってくれる「救助犬」。今では災害報道などでもおなじみの存在になりました。そしてその救助犬の活動をテクノロジーでサポートすべく、カメラやGPSを搭載した「ハイテクスーツ」が未来科学技術共同研究センター大野和則准教授の研究グループによって開発されました。

このハイテクスーツは救助チームが捜索活動を共有するために作られました。上の動画にもあるように、救助隊(ハンドラ)のPC画面には救助犬の見ている視野とGPSによる移動の軌跡が表示されます。被災者を発見すると救助犬は吠えるのですが、それに加えてカメラからの映像と集音機器による音声でその場の状況を詳しく知ることができるのです。また、GPSデータによって被災者のいる正確な場所も把握できます。

研究はNPO日本救助犬協会と共同で行われました。ハイテクベストは大型犬だけでなく中型犬でも装着できるサイズとなっており、GPSデータが利用できない場所でも速度と慣性データなどから救助犬の移動を把握することができます。

そうそう、この救助犬は「ゴンタ号」って名前なんですって。可愛らしい名前と見た目ですが、真剣に被災者を探しまわる姿は、とても頼もしいですね。

source: 東北大学

(塚本直樹)