上昇し続ける二酸化炭素濃度。過去最大の上昇幅を記録してます

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二酸化炭素濃度、とどまるところを知りません。

ハワイのマウナロア観測所での観測によると、2015年2月から2016年2月の間に大気中の二酸化炭素濃度が3.76ppmも上昇したそうです。普段あまり聞かない単位なのでピンと来ませんが、これすごい上昇幅なんです。こちらのグラフをご覧ください。

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グラフの左端が2015年2月の時点での平均、右端が2016年2月の平均となっています。1年を通して二酸化炭素濃度は上下するものの、2016年の2月のグラフの位置が2015年2月よりもずいぶん高くなっていますよね。この幅が3.76ppmあったということなんです。これは12カ月間という期間に起きた上昇としてはマウナロア観測所では最大のものになります。

もちろん、「ハワイやべーなー」なんて話じゃないわけです。マウナロア観測所は地球規模の二酸化炭素濃度の増減を観測するための場所として長く稼働しているのです。

これに破られる前の記録は1997年から1998年の2.82ppmでした。今年の記録的なエルニーニョ現象に匹敵するエルニーニョ現象が見られたのもこの年だったとのこと。

上のグラフをもう一度見てもらうと、8月(AUG)、9月(SEP)、10月(OCT)を除いて他の月は全て、400ppmを超えているのが分かりますか? この400ppmという数値、最初に超えたのが2013年のことで、その時に過去300万年で初めて400ppmを超えたとされてるんです。それ以降どんどんと400ppmを超える月が増えていき、今となっては年のほとんどで超えている状態となりました。

この400ppm(parts per million)という数値を頭において、数年の変動を見てみましょう。こんな感じです。

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急上昇!

このペースだと400ppmを一切下回らなくなるのも近そうです。400ppmという数値自体に特別な意味は無いようですが、最後に400ppmを超えたのは300〜500万年前ということでこの急上昇のペースの早さが分かります。

一体どうなってしまうんでしょうか...。

images: ShutterStock / NOAA

source: New Scientist

Maddie Stone - Gizmodo US[原文

(塚本 紺)