人類 vs AI、囲碁頂上決戦はAIの勝利。「悔しさはあるが楽しかった。また勉強ですね」

人類 vs AI、囲碁頂上決戦はAIの勝利。「悔しさはあるが楽しかった。また勉強ですね」 1

後の教科書に載る日かもしれません。

現代最高の囲碁棋士、李セドル九段と、グーグルが生んだ最強囲碁ソフト「AlphaGo」との世紀の対戦。先日全5局が終了し、4対1でAlphaGoの勝利という結果に終わりました。

李九段3連敗後の第4局。すでに勝敗は喫した後の対戦ではありましたが、李九段はここでなんと起死回生の1勝。「ついにAIの弱点を見つけた」との憶測も流れ、AlphGoの生みの親、デミス・ハサビス氏をして「第5局の勝敗は五分五分」とまで言わしめました。

しかし、やはりAlphaGoは強かった…。戦いは最後まで接戦となったものの、280手目でグーグルの勝利が決定しました。

人類代表として、AIとの激闘を終えた李九段は、以下のコメントを残しています。

「まず、これでAlphaGoとの戦いが終わってしまうことを残念に思います。最後の第5局は、やはり勝ちたかった。対戦を振り返ると、正直に言えば後悔はたくさんあります。しかし、この戦いを支えてくれた多くのスタッフのみなさんにお礼を言いたい。対戦前は、AIと戦うことはやや懐疑的でしたが、本当に楽しかった。AlphaGoによって、私の囲碁の古い概念は覆されました。これからまた勉強ですね」

「人類が負けるのは10年先」と言われていた囲碁の世界で、この結果は衝撃的なものです。しかし、目覚ましい進化を遂げたAIの開発者に祝福を贈るとともに、失うことを恐れず、人類を代表して立ち向かってくれた李セドル九段にも惜しみない賛辞を贈りたいですよね。

image by Linh Nguyen

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(渡邊徹則)