芸術と科学の融合、国内外で注目されているバイオアーティスト、清水陽子さん

芸術と科学の融合、国内外で注目されているバイオアーティスト、清水陽子さん 1

芸術と科学。バイオとアート。

対極のように異なる分野を融合すると、新たな「美」が生まれる…。現代芸術家の清水陽子さんが生み出すバイオアートは、創作物へのアプローチが珍しいだけではなく、単純に綺麗なだけでもなく、生物や自然が生み出す本質的な美しさにはっとさせられるのです。

Photosynthegraph(フォトシンセグラフ)」という作品は、photosynthesis(光合成)photograph(フォトグラフ)を組み合わせた言葉で、光合成印刷を表わしているもの。

芸術と科学の融合、国内外で注目されているバイオアーティスト、清水陽子さん 2

葉っぱの上にグラフィックパターンを載せて光合成を促進させています。日光や植物工場用LEDの照射により、葉緑体はグラフィックパターンに沿って光合成を行なうことを利用しています。光合成促進、煮沸、エタノール抽出、ヨウ素処理などの一連の現像処理を行なって印刷をしているそうです。

芸術と科学の融合、国内外で注目されているバイオアーティスト、清水陽子さん 3

光合成によって葉にプリントされたフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」。すごくきれい。

芸術と科学の融合、国内外で注目されているバイオアーティスト、清水陽子さん 4

清水陽子さんは、幼少時代をニューヨークで過ごし、生物科学出身の現代芸術家。作品は国内外でさまざまな賞を受賞、DJや同時通訳としても活躍されています。

芸術と科学の融合、国内外で注目されているバイオアーティスト、清水陽子さん 5

またカラフルな培地をシャーレの中に作って、さまざまな形状、記号、文字を形成しながらグラフィティのように菌を増殖させる作品「THE CLEAN ROOM」。

細胞群はやがてコロニー(集落)を形成し、集団でさまざまなパターンを創り上げながら、成長・繁栄・衰退を繰り返します。シャーレの中のミクロの世界で生命の神秘と集団社会について考えるインスタレーション

人間が完全にコントロール出来ない、微生物が自然に織りなす造形は美しいですね。

芸術と科学の融合、国内外で注目されているバイオアーティスト、清水陽子さん 6

また、逆さに育成されて水中で開花する花、「UNDERWATER EFFLORESCENCE」シリーズ。新しい環境に触れさせることで、徐々に適応させて進化を促すのだそうです。

昨今ではバイオアートの分野も注目されるようになりました。彼女の作品は全てWebサイトから見ることができます。

source: yokoshimizu.com

(mayumine)