アップルとFBIの争いはiOS8の事前通告から始まっていた

アップルとFBIの争いはiOS8の事前通告から始まっていた 1

実はずっと前から争っていた。

カリフォルニアのサンバルディーノ銃乱射事件で始まったように見えたアップルFBIのiPhoneロック解除を巡る争いでしたが、ブルームバーグのレポートによると争いはずっと前に始まっていたようです。

なんとアップルとFBIが少なくとも18ヶ月間、この問題に関して緊張状態にあったと述べています。サンバルディーノ銃乱射事件は問題の始まりではなく、我々一般社会が問題を目にすることができた窓口であったにすぎないということです。

報道によると、どうもアップルは2014年にiOS8をリリースする前にFBIにその内容を通告していたそうです。iOS8で採用された暗号化は、ハードウェアの製造元ですらユーザーのデータにアクセスできなくなるという、セキュリティという点からはかなり大きな変化だったわけです。

当然、捜査機関からすると証拠収集プロセスが大きく変わってしまうわけなので、アップルは事前にFBIに「こういう風になるよ」と準備する時間を与えたわけですね。

この時それに反対するFBIとアップルの争いが始まっていたということだそうです。それがサンバルディーノ銃乱射事件をきっかけに我々の知るところとなったわけですね。

どうやらオバマ政権は当初はアップルの姿勢に対し好反応だったそうです。しかし銃乱射事件をきっかけにFBIは彼ら側の論理を大きく主張できるようになり、ホワイトハウスもそれに従う形になってしまった、というのが流れのようです。

アップルとFBI、どちらも最初から非常に強固な態度でしたが、長く争っていたのであればそれも納得ですね。

ブルームバーグの記事はこちらで読めます。

Image: M62 via flickr

source: Bloomberg

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(塚本 紺)