FBIがiPhoneロック解除。アップルの協力いらず、裁判所命令取り下げに

FBIがiPhoneロック解除。アップルの協力いらず、裁判所命令取り下げに 1

本題に答えのでないまま…。

サンバーナーディーノ銃乱射事件の犯人、サイード・ファルーク容疑者のiPhoneロック解除に関して、FBIとアップルが真っ向からぶつかり、世界でも大きなニュースとなっていましたが、ひとまず1回戦は引き分けとでもいう結果に。FBIがアップルの協力なしで、ファルク容疑者のiPhoneを解除することに成功しました。これにより、FBIが裁判所へ要求した、アップルにロック解除のプログラムを開発しろと協力要請したケースは取り下げられました。

FBIはアップルに対する審問の日程を延期させており、この間に、アップルなしのロック解除方法を試していたと思われます。FBIがどのようにしてiPhoneを解除したのか、その方法は明らかにされていません。セキュリティのプロの中では、NANDミラーリングを使ったのではという見解がでています。

ファルーク容疑者のiPhoneを巡るFBIとアップルの問題でしたが、端末が解除されたからといって終わりではありません。今回のケースが、今後どれだけ影響してくるのでしょうか。テック企業に対して、国はどれだけ協力を求め、強制してくるのでしょうか。ユーザーデータを巡る国と企業の問題は、何も答えのでないまま。テロ対策と個人情報…。アメリカ政府としては、今回のアップルへの協力要請は妥当だという見解をもっていますが、世論も揺れており一方のみを語るのは難しい問題です。

今回のケースが取り下げられたからといって、アップルがニューヨーク州、カリフォルニア州、イリノイ州、マサチューセッツ州で抱える、政府への協力すべきか否かの裁判も取り下げられるわけではありません。こちらは続行。むしろ、メインだったケースが取り下げという不完全燃焼状態になり、確固たる前例となることはなく、まだまだ議論は続いていくでしょう。

必要な端末解除に成功したから無駄な議論は避けたい。それが要請取り下げということであり、何に白黒ついたわけでもないのです。

source: scribd, USA Today

Kate Knibbs - Gizmodo US[原文

(そうこ)