世界最小の折り紙? 炭素原子一個分の薄さグラフェンのシートを折り曲げることに成功

世界最小の折り紙? 炭素原子一個分の薄さグラフェンのシートを折り曲げることに成功 1

世界最薄かつダイヤモンドよりも強く、熱伝導、電気の電動も良い素材グラフェン

なぜ世界最薄かというと、炭素原子とその結合からできた蜂の巣のような構造をしているため、1シートの厚みは原子一個分しかないんですね。これ以上薄くなりようがありません。

グラフェンを基本素材とした折り紙ロボットが以前話題になりましたよね。でも純粋なグラフェン・シートそのものを折り畳んで変形させるのはこれまで難しかったようです。なんてったって原子とその結合だけですから。平面上の強度はダイヤモンドより強くても、無理やり折り曲げようとしたら簡単に破れてしまうようです。

しかしコーネル大学の研究者たちはそのシートを折り曲げることに成功したそうです。The New Scientistが報じています。

研究者たちはグラフェンのシートにまず0.5ナノメートルの厚さの二酸化ケイ素ガラスのレイヤーを重ねたそうです。ガラスの層のおかげで破れずに折り曲げるのが容易になったとのこと。研究のプレゼンテーションがアメリカ物理学会で行われました。

この研究、米Gizmodoはじめ欧米メディアでは「原子サイズのオリガミ」と描写されてます。これ、まったく比喩でも何でもないのがすごいですよね。

グラフェンのシート上に回路を印刷した後、立体構造に折り紙のように折りあげることが可能になることを研究チームは期待しているようです。極小の折り紙ロボットも夢ではないかもしれません。

Image: Itai Cohen Group/Mark Miskin/Cornell University

source: New Scientist

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(塚本 紺)