即席テント! 即席ベッド! 空気の力で変形する立方体がたのもしい

2016.03.17 08:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


ホイポイカプセルの原始版ですね(すごいけど)。

小さなカバンを放り投げると骨組みが広がって動き出し、自動でテントになってくれる。そんな未来の道具想像したことありますよね? ハーバード大学の研究者たちが開発したこの新しい素材を使うとそれほど遠くない未来に実現するかもしれません。

下の画像を見てもらうと分かりますが、基本的な構造は1つの立方体を中心にして、それぞれの辺を押し出す形で立方体がくっついているもの。ことなる箇所をつぶすことで構造は色んな形に変形します。ここまでは折り紙をしたことがある人なら簡単に想像できると思います。しかし研究者たちはこの構造に空気圧システムを加えることで構造自らが形を変えられるようにしたんです。



そこからこのユニットを64個つなげてさらに大きなキューブを作ったそうです。それがトップ画像ですね。統一した動きをさせることで、まっ平らな面になることも、立方体として立ち上がることも、その中間の形で止まることもできるとのこと。固定された形に応じて、構造として頑丈になったり柔軟性を持ったりもできるようです。使用用途もたくさん考えているようで、研究者の1人であるJohannes Overveldeさんは次のように述べています。


この研究は完全な拡張性を持つ、新種の折りたたみ素材の証明になります。ナノスケールからメートルのスケールまで機能し、外科手術用のステントから災害時に使えるポータブルなポップアップ式ドームまで色々なものに使えます。


椅子、テーブル、ベッド階段、とちょっと考えただけで色々と想像が膨らみますね。家具に組み合わせることで収納スペースが無い都市生活者にとっても便利なものが作れそうです。


images by Johannes Overvelde/SEAS
source: TechXplore

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文
(塚本 紺)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 美しい幾何学
  • Eli Maor,Eugen jost|丸善出版
  • 幾何学入門〈上〉 (ちくま学芸文庫)
  • H.S.M. コクセター|筑摩書房
・関連メディア