iPhone SEは救世主? Androidからの乗り換えや中高年ユーザーが目立つ滑り出しに

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静かなヒットモデルに?

いよいよ「iPhone SE」の発売ですね~。やっぱりiPhoneの発売日に恒例の長い行列とかができるんでしょうか? えっ、あまり今回は注目度が高くないですって?

実は数字で見てみると、明らかにiPhone SEの滑り出しは鈍調のようですよ。このほどSlice Intelligenceが、米国内のオンラインショッピングユーザーを対象に実施した調査では、予約開始後の最初の週末を終えた時点で、iPhone SEの購入者数は「iPhone 6s」 のわずか6%にしかおよびませんでした。そのiPhone 6sの予約開始直後の受付数は、初のサイズアップになって人気を博した「iPhone 6」の46%に過ぎなかったとのことですから、どれほどiPhone SEが出遅れてしまっているかがわかりますよね!

では、やはりiPhone SEなど、出さなくてもよいモデルだったのかというと、そうでもないみたいです。例えば、すでにiPhone SEを予約購入した米国民の約6人に1人が、Androidスマートフォンからの乗り換えユーザーなんだとか。この割合は、iPhone 6sへAndroidスマートフォンから乗り換えたユーザーの1.6倍に上るとのことです。また、3人に1人以上のiPhone SE購入者が、過去2年以内にiPhoneを購入していない層に当たることから、これまで4インチサイズの「iPhone 5」「iPhone 5c」「iPhone 5s」ユーザーだった人が、待ってましたとiPhone SEへと乗り換えている様子も見てとれるでしょうか。

さらに、意外なことにiPhone SEの早期予約購入者は、圧倒的に女性より男性が多いそうです。しかもiPhone 6やiPhone 6sと比較して、45歳から54歳、65歳以上の中高年ユーザーの割合がグンと高くなっているのも特徴的。どちらかというと高学歴で高年収のギークなユーザーも多かった、これまでのiPhoneの早期購入者層とは異なり、より一般的なユーザー層の手に届きやすいモデルというイメージまで浮き彫りになってきているんだとか。

もしかすると、iPhone SEは、いままでのiPhoneの発売時のような派手さはないものの、最近のiPhoneのリリースには付いていけなかったユーザーを上手に取り込み、結局のところは、iPhone全体のユーザー数を大きく伸ばすことに貢献するヒットモデルとなっていくのかもしれません。

なお、今回の調査結果は米国内が対象ですが、すでに中国では、予約開始から数日間で340万人もの購入者を確保したとの情報もあり、アップルが低価格モデルで狙いたい新規ユーザーの獲得という目標を着実に達成していきそうです。日本での発売状況はどうなるでしょうかね?

source: Slice Intelligence via AppleInsider

(湯木進悟)