デザインからスペックまで…iPhone SEについて、現時点でわかっているすべてのこと

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もしや、待望のベストなiPhone?

アップルがiPhoneのサイズを4インチから4.7インチに引き上げてから、その大型化の動きを歓迎する一方で、昔を懐かしむ声が根強いというのも現実のようです。

新しいiPhoneを気に入ってます。でも、ちょっと大きすぎるんですよね…。

そんな感想を持つ多くのユーザーが、ずっと「iPhone 5S」を、4インチサイズではベストなスマートフォンとして使い続けてもいるそうです。でも、さすがにiPhone 5SのA7プロセッサーでは、スペック的に厳しいと感じさせられるシーンも増えてきました。なによりも、いまの「iPhone 6」や「iPhone 6S」では普通になった新機能が、iPhone 5Sでは使えないというのが痛いかな〜。

そこで、いよいよ来週に迫った、アップルの新製品発表イベントで、この悩みを解決してくれるリリースラッシュに期待する声が高まっているんだとか。あくまでも当日の発表までは、すべてにすぎませんけど、これまでにわかっていることをまとめておきましょう。

新しい小型iPhoneの名称は?

当初は、iPhone 5Sに対して、廉価版の「iPhone 5C」が存在していたように、きっと新しいコンパクトサイズのiPhoneは「iPhone 6C」になるのだろうと考えられていました。でも、アップルにとって、あのチープなプラスチック製というイメージが先行してしまったiPhone 5Cには、あまりよい思い出がありません。そこで、「iPhone 5E」みたいな、エキストラ(Extra)なバージョンをさすネーミングもありかな?

いろいろ噂が飛び交ってはいたものの、9to5Macでは「iPhone SE」というスペシャル・エディション(Special Edition)を略した製品名が有力であろうという予測をしています。これも最初は「iPhone 5SE」のように、バージョンナンバーがセットになると考えられていたみたいなのですが、いまはシンプルにiPhone SEのネーミングを推すことが一般的になってきていますね。

デザインは?

iPhone SEというネーミングがほぼ確実視されているのとは対照的に、新たな4インチサイズのiPhoneのデザインについては、いまだにさまざまな噂が飛び交っています。iPhone 5Sと同じようなデザインになると考えられていたり、もっとiPhone 6やiPhone 6Sに近い、ラウンドフォルムのデザインになるとするリークも多々あるようでして…。

こんな大胆極まりないイメージ映像まで登場してくる始末ですね。最新のiPhone 6SおよびiPhone 6S Plusに加え、もう1サイズ小さなラインナップが出そろうことだけは確実のようですけどね~。

ハードウェアは?

デザインについて多くの謎が残る一方で、ハードウェアスペックについては、ほぼ確定的な噂が流れています。9to5Macによれば、iPhone SEには最新のA9プロセッサーが採用される可能性が高いそうです。とはいえ、美しいカメラが特徴的なiPhone 6Sとは一線を画し、8メガピクセルのカメラにとどまるほか、4K動画撮影のサポートも見送られる可能性が高いんだとか。ただし、NFCチップは搭載され、アップルは「Apple Pay」の利用を加速させたい方針のようですね。

160314iPhoneSErumours2.jpgリークされたiPhone SE(左)とiPhone 6S(右)のディスプレイ部品比較。iPhone SEのものとされるディスプレイには黄色で囲われた3D Touchに必要な部品が存在していません。image via NowhereElse

ハイスペックなiPhone 6SやiPhone 6S Plusとは差別化が図られ、やや廉価版としての扱いが目立つiPhone SE。さらに気になるのは、新たなユーザーインターフェースとして期待されている、感圧タッチの「3D Touch」センサー非搭載となる可能性が高いことでしょう。しかしながら、3D Touchで目玉とされている、写真を撮影する瞬間の前後を記録できるLive Photos機能に関しては、iPhone SEで、3D Touch非搭載でも利用できる新たな撮影手法のサポートが噂されています。どんなジェスチャーでLive Photosをオンにするのか、楽しみなところではありますが…。

ちなみに、iPhone SEは、さすが廉価版の位置づけということもあり、最小構成モデルには16GBモデルが用意されるのが確実のようです。あとは32GBと64GBモデルがそろい、ゴールド/スペースグレイ/シルバー/ローズゴールドという、お馴染みの4色デザインで発売予定みたいですね。

ソフトウェアは?

すでにパブリックベータ版が公開されている、最新のiOS 9.3を載せて、iPhone SEが発売されるのは確実でしょう。ただほかのiPhone 6やiPhone 6Sシリーズでも、同じバージョンのiOSの利用が可能になるでしょうから、iPhone SEのみに特筆すべきポイントは、あまりなさそうです。唯一の違いは、噂されている3D TouchなしでLive Photosを利用するためのiPhone SE向け機能くらいでしょうかね~。

気になる「iOS9.3」で追加される機能についてはこちらも合わせてどうぞ。

発売日と価格は?

春の買い替え商戦を迎えていますけど、来週の発表イベントの後、早ければ来週末にもiPhone SEが発売となる可能性は高そうですよ。いまこの瞬間にiPhoneを買い替えるのは、ちょっと待っておいたほうがよさそうですよね。

ちなみに、iPhone SEが、iPhone 6SやiPhone 6S Plusよりも低価格となることは間違いないものの、400ドルを切る廉価版になるかに関しては、いまだに疑問が残るそうです。というのも、2014年に発売されたiPhone 6が、現時点でも550ドルはするのが一般的なので、iPhone SEも500ドル前後からの販売価格となる可能性が高いんだとか。日本円にして5万円を切る、安くで購入できるiPhoneになるかどうかは、難しいところでしょうかね。

なにはともあれ、すべては来週初めに判明するiPhone SEの正体。きっと将来の「iOS 10」では、iPhone 5の時代のモデルは切り捨てられてしまうでしょうから、コンパクトサイズのiPhoneがほしいという人には、まさにベストな新iPhoneの登場が大いに楽しみですよね!

Darren Orf - Gizmodo US[原文

(湯木進悟)