政府の書類ミスでバレた。メールサービスの「Lavabit」、会社を閉じたのはFBIがスノーデンの情報を要求したから

2016.03.25 16:40
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日本ではあまり知られていませんでしたが、アメリカには「Lavabit」という高セキュリティでプライバシー保護に力を入れたメールサービスを提供する会社がありました。あのエドワード・スノーデンも利用していたメールサービスだったのですが、スノーデンによるNSAの内部告発の直後に会社は閉じられてしまいました。

そして社長が出した声明は「なぜ閉じることになったのか伝えることはできない」と謎めいたものだったんです。多くの人の推測は、エドワード・スノーデンのデータを提供するようにFBIから求められたが、FBIに従うくらいなら会社を閉じたほうがマシ、という社長の判断だったのではないかというものでした。

そしてWiredが先日報じたところによると、どうもこの推測は正しかったようです。米国にはPacerと呼ばれる連邦裁判所のパブリック・アクセス・システムがあるのですが、そこでLavabitに関する書類が公開されました。そこで明らかになったんですね。

LavabitのオーナーであったLadar Levison氏は2013年にFBIによって会社のユーザーデータを提出するように求められたそうです。しかし彼は提出しませんでした。代わりに会社を閉じてしまったんです。

さらにこの文書、本来なら隠されて公開されるはずの個人情報が何らかの手違いで載ってしまっていたそうです。その個人情報とは、「このEメールアドレスに関連する情報について」という項目に続いて書かれていた「Ed_snowden@lavabit.com」というエドワード・スノーデンのEメールアドレスでした。

やはりFBIはLavabitにスノーデンの情報を求めたんですね。そして高セキュリティのプライバシー保護が目的であるメール・サービスを運営していたLevisonはユーザーの情報を明け渡してしまうならと会社を閉じたと...。

こうして多くの人の推測が事実として確認されたわけです。

FBIが追いかけていたユーザーが誰であるか、Levisonが答えることは法律で禁じられていたのですが、奇しくも政府側の書類ミスでそれがスノーデンであったとバレたわけですね。


image by Mike Herbst / Flickr
source: Wired

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文
(塚本 紺)

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