「機械の声」を捉えてトラブルを未然に予測。IoT×ビッグデータがもたらすインサイト

160205_IoT_main_640.jpg

突然ですが、「自動倉庫」という言葉をご存じですか?

「自動倉庫」は、ラック(棚)とクレーンが一体構造となっている大型の倉庫のことで、大量の商品在庫を格納しています。入出庫作業が機械化・自動化されることで作業の効率化や空間の有効利用を実現しているだけでなく、コンピューターによる在庫管理などのシステムが一体化しており、物流の現場を最前線で支えている設備といえます。

頼んだモノがすぐ届く」。――現在の複雑・高度な物流システムにおいては、自動倉庫のスムーズな稼働はサービスの生命線。配送の遅延や商品の在庫切れに直結する、倉庫のトラブルを未然に防ぐために、IoTビッグデータが分析・活用され始めていると「無限大(mugendai)」が伝えています。

ここで分析されるデータは、いわば「倉庫の声」。さまざまな場所に取り付けられたセンサーからの異常や稼働履歴を取得し、併せて報告書やメンテナンス履歴などを分析することで、トラブルが顕在化する前に故障予測をすることが可能になったのです。

システムの保守サービスが高度化し、「見えないトラブル」を「見えないままで未然に防ぐ」ことができる。物流の舞台裏での大きな前進が、最終的に、よりスマートなユーザー体験という形で私たちにフィードバックされています。

IoTによって捉えられるようになった、機械を初めとする「モノ」たちの声。それは、クラウドで共有・蓄積され、ビッグデータとして分析されることで、私たちにある種の「示唆」を与えてくれます。

自動倉庫のトラブルを未然に防ぐ「未来予測」は、もしかすると「人間とモノとの対話」が始まっていることの、身近な事例なのかもしれません。今後、家との対話、ビルとの対話、乗り物との対話、そして町や世界との対話が、さまざまな形で行われることになるでしょう。

その「対話」から生まれる新たな価値は、世界をよりよい場所に変えていきます。

IoTとビッグデータによって変革する物流の世界。詳しくは「無限大(mugendai)」を読んでみては。

souce: 無限大(mugendai)

photo: Thinkstock / Getty Images

(有賀久智)