NASAの「スペース・ローンチ・システム」、ソフトウェア開発が遅れる&予算大オーバー

NASAの「スペース・ローンチ・システム」、ソフトウェア開発が遅れる&予算大オーバー 1

それでも、宇宙に行きたいんだもん。

NASAがすすめるプロジェクト「スペース・ローンチ・システム(SLS)」は、スペースシャトルの代替となる大型打ち上げロケットです。昭和世代としては、慣れ親しんだあの”スペースシャトル”という言葉を聞くだけで、それに代わるものならばとワクワクするもんです。が、このシステムのソフトウェア開発がどうにもこうにも予定通りに進んでいません。スケジュールは1年遅れ、予算は77%オーバーとさんざんなようでね。

NASAの監査委員会が、ソフトウェア開発の進捗を発表しました。それによると、開発終了予定は2017年秋となっていますが、これ、もともとは今年の夏には終わる見込みだったのです。さらに、開発費用は予算を大きく上回り、トータルで2億700万ドル(約230億円)にもなってしまいそうだと。

納期と予算が心配なこのソフトウェアは、NASAが自前で開発しており、打ち上げのコントロール&モニタリングのすべてに使用される予定。しかし、開発遅れを理由に、システムや装備に不備の原因を自動で探知する新システムなどは、現段階では飛ばされてしまいます。それで大丈夫なのかと不安にも思いますが、これ以上の遅れと予算オーバーはなんとしても避けたいのでしょう。

監査委員会は、「SpaceX」などが使用する民間のソフトウェアをもとに開発したらどうか」と提案はしたようですが、NASA的にそれは不本意だそう。NASAの空気(やってやるぜ、絶対できるぜというすっごいポジティブな感じ)には合わないんだとか。まぁ、宇宙に行こうってんだから、そういう雰囲気じゃなくちゃ務まらないってのもわかりますけれど。

スペース・ローンチ・システムは、2018年に無人のオリオンモジュールを使った初飛行が予定されています。間に合う、よ、ね?

image: NASA/MSFC

source: NASA via ABC News

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(そうこ)