アップルの心変わり? 脱獄アプリ開発者が次々とアップルで働き始める

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昨日の敵は今日の友。

iOSのセキュリティホールを利用して非公式の機能拡張を可能にする脱獄。アップルは「利用規約違反」との見解を出し、iOSのアップデートによって対策していますが、現状はアップデートされてはまた脱獄されるといういたちごっこの状態が続いています。

しかし、そのアップルが脱獄アプリの開発者を続々と採用し始めているんです。Tools 4 Hackによると、アップルで働くことが決まったのは、人気脱獄アプリ「Zeppelin」の開発者Alex Zielenski氏を始めとする2人の脱獄アプリ開発者。いずれも、夏からインターンとして参加するとのこと。

実はアップルは以前にも脱獄アプリ開発者を受け入れています。古くは2011年にインターンとして採用された有名ハッカーのComex氏から始まり、現社員のPeter Hajas氏、昨年はFilippo Bigarella氏、今年に入ってからは1月にEvan Swick氏がインターンへ参加することが明らかになりました。

アップルにとって脱獄アプリ開発者を採用するのは、脱獄アプリの技術を取り入れるのと同時にセキュリティホールの突き方を知り、セキュリティを高めることもできるので一石二鳥なのかもしれません。もちろんアップルで働いている間は脱獄アプリの開発はできませんしね。

近年のiOSは、脱獄の必要がないと言われるほど、機能の拡張が進んでいますが、これが今後は更に加速しそうです。新しいiOSで脱獄でしか実現できなかった機能が使えるようになると考えると、なんだか楽しみですね。それにしても、敵の手腕を買って企業が仲間にしちゃうなんて夢があるなぁ…。

image by Artieskg / Shutterstock

source: Tools 4 Hack

(K.Yoshioka)