フェイスブック南米副社長、ブラジルで逮捕。容疑は「情報を提供しなかった」から

2016.03.02 17:00
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無い袖は振れない。

フェイスブックの南米支社副社長を務める、Diego Dzoran氏が逮捕されるというニュースが飛び込んできました。しかもその容疑が、当局にアプリの情報を開示しなかったとのことで、また一悶着ありそうな罪状です。

ABCが報じたところによると、Dzoran氏の容疑は、以前フェイスブックが買収したメッセージサービス、WhatsApp上の情報を裁判所に開示しなかったというもの。

現地時間2日の火曜日、アルゼンチン人のDiego Dzoran氏は、ブラジルのセルジッペ州の裁判官からの通達により逮捕されました。同氏は、組織犯罪麻薬密売の捜査に必要な情報の開示を裁判所から求められていましたが、再三に渡りそれを無視し続けていました。

フェイスブック広報はこの事態に対し、「今回のブラジル警察の非常識ともいえる対応には、大変失望している。そもそもWhatsAppはフェイスブックとは別に運用されているサービスであり、我々は彼らのどんな問いにも応える準備ができている」と、米ギズモードの取材に応えました。

また、WhatsApp広報も同様に「失望を感じる」とし、「持っていない情報(WhatsAppは一定時間後にメッセージが消滅)をどう提供すればいいというのでしょうか。我々は、可能な限り精一杯警察に協力しました。しかし、このような結果になったことには到底納得がいきません」と語っています。

実はブラジル政府は、去年12月、2日間に渡ってWhatsAppをブロックしたことがあります。これは、フェイスブックが裁判所命令を無視することへの対策の一環でしたが、今回遂に副社長の逮捕という事態に発展してしまいました。

アメリカでは、同じような理由でアップルがFBIと戦い続けています。便利だからこそ、たしかに悪用されることもあるわけですが、あまりきな臭い展開にならないことを祈りたいですね…。


source: ABC News

Kate Knibbs - Gizmodo US[原文
(渡邊徹則)

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