医療現場に踏み込むカシオ。ダーモスコピー用カメラの特許を出願

医療現場に踏み込むカシオ。ダーモスコピー用カメラの特許を出願 1Photo by Nephron

見えなかったものが見えてくる。デジカメ進化論は医療現場においても有効なようです。

時計、楽器に電卓、そしてデジカメ。様々なプロダクツをカバーしているカシオが、デジカメの分野で新たな市場を目指すようです。知財ポータルサイトIP Forceを見ると、カシオが出願した「ダーモスコピー用撮像装置およびダーモスコピー用撮像装置の使用方法」(特開2015-228927)の情報にアクセスできます。

ダーモスコピーとは皮膚の腫瘍を見るための観察方法のこと。通常の観察方法では角質層が光の乱反射を起こすために皮膚内部(表皮と真皮の間)の色素などを見ることができませんが、ダーモスコープを使ったダーモスコピー法は皮膚とレンズ間をジェルで埋めて乱反射をなくすことで角質層をすり抜ける透視が可能になります。

てか! 超マクロで撮影すると、角質の凸凹でも光が乱反射するだなんて! いや、マクロで撮るんだからそれはそうなのですが。そっかあ。光のコントロールってほんと難しいですね。

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カシオのダーモスコピー用カメラは、偏光フィルターを駆使することで角質由来の光の屈折を無効化。ジェルや液体などの反射防止部材を使っても撮影できますし、偏光フィルターを用いた撮影も可能です。さらに通常撮影用のセンサーも組み込まれており、レンズ部分をスライドさせることで肉眼で見たときの皮膚の状態も撮影できます。

これがあれば、もしかしたら本物の皮膚と、特殊メイクの模造皮膚を見極めることもできるのではないでしょうか。

source:知財ポータルサイトIP Force via エンジニアの嗜み

(武者良太)