「クリスタル・スカルの王国」はなんでインディ・ジョーンズにとって良かったのか

「クリスタル・スカルの王国」はなんでインディ・ジョーンズにとって良かったのか 1

2019年にはインディ・ジョーンズが映画館に帰ってくる! ああ、前回インディが銀幕に現れてから30年も経つのか…なんて考えている「クリスタル・スカルの王国」否定派の方もおられるかもしれません。でもシリーズ5作目が2019年にやってくる前に、もう一度「クリスタル・スカルの王国」を振り返ってみましょう。

*ネタバレが含まれていますので未見の方はご注意*

「クリスタル・スカルの王国」は大ヒットでした。アメリカだけで興行収益は3億1500万ドル(約354億円)、全世界では8億ドル(約900億円)近い収益を上げています。公開当時は誰もが見ました、でも多くのファンの記憶からは抜け落ちていっているよう。映画の評判も公開から年を重ねるにつれて下がってきており(いまだにRotten Tomatoesでは「Fresh」となっていますが)、この映画の存在なんてなかったんだと冗談を言う人も少なくないほどです。

でもこの映画はありました。スピルバーグ監督とフォードさんはこの作品で冷蔵庫を核攻撃(nuked a fridge)しただけでなく、インディの息子マットが登場、そしてマリオンも再登場、巨大な宇宙船が地下から出てくるのも目撃しました。そう、インディは宇宙人が存在することを知っているというわけです。

そのうちのいくらかは次回作で無視することもできるでしょうが、無視できないこともあります。「クリスタル・スカル」ではインディはマリオンと結婚しました。これは1981年の「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」から長らく待ち望んでいたことでもありました。そしてインディはトレードマークのフェドーラ帽を息子に受け渡すか?!と思うようなシーンもありました。

「クリスタル・スカルの王国」はなんでインディ・ジョーンズにとって良かったのか 2

インディ・ジョーンズ5作目が映画館で上映される頃には、ハリソン・フォードさんは77歳。アクション満載の冒険映画のヒーローとしてはかなり高齢です。それでも新たに家庭持ちとなったインディの立場を考えればそれもちょっと面白いかもしれません。考えてもみてください!インディが落ち着いて、朝起きて新聞を読んで、コーヒーをすすりながら昔の日々に思いを馳せる…ナチと戦い秘宝を探し出したあのころよ…。そんな歳になればインディ自身が博物館行きでしょう。でもそれでも、この伝説的な考古学者インディアナ・ジョーンズにはやっぱり何か起きちゃうんです。妻子持ちの彼も重要な家族や日常を置いて、また世界を救う冒険に出ることになるんでしょう。

もちろん、これはすべて「クリスタル・スカルの王国」が起きた後の興味深い状況がどうなるか想像しただけにすぎません。次回作はこの「熟した素材」を使って制作されることになるわけです。老いゆくヒーロー像、最盛期はとうに過ぎ、家族への愛と為すべきことの板挟みになる。そしてフェドーラ帽と鞭を自らの息子…か他の誰かに引き継がせる可能性だってあります。

「クリスタル・スカルの王国」はなんでインディ・ジョーンズにとって良かったのか 3

これから先、「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」、それが次回作にとってどういう意味を持つのか、そして次回先で何が起こるのかに関しては多くのことが書かれるでしょう。多くの人にとって「クリスタル・スカル」の記憶はあまり好印象ではないでしょうが、もしかしたら素晴らしい作品に向けてのいいジャンプ台になるかもしれませんね。

Germain Lussier - Gizmodo US[原文

(abcxyz)o