テロリストに告ぐ。顔隠してもピースで誰か特定するから

テロリストに告ぐ。顔隠してもピースで誰か特定するから 1

世界がピースでありますように。

「顔を隠して尻隠さず」と言いますが、これからは「顔を隠してピースサイン」なんて言われる時代になりますよ。

個人を特定できるものといえば指紋があります。生物学的プロファイリングですね。この分野、最近すごく伸びてきているのです。目、鼻、耳、はたまたお尻まで、体のパーツには人それぞれ特徴があり、それによって個人を特定することができるのが最先端の技術。体のパーツだけでなく、歩き方や声でも特定可能な場合もあるというのですから、生物プロファイリングはかなり進化しました。

テロリストに告ぐ。顔隠してもピースで誰か特定するから 2
image: A. B. A. Hassanat et al., 2016

Jordan's Mu'tah大学のAhmad Hassanatさんの研究により、生物プロファイリングできる箇所がまた1つ増えました。ピースサインです。なぜピースサイン?と思いますが、これには大きな意味があります。ネタ元のTechnology Reviewが解説するように、SNSが当たり前の現代、テロリストまでがその活動報告の場として利用しています。身バレを防ぐため顔は隠しているものの、武器を片手に恐ろしい状況でピースサインなんて画像をSNSにアップするテロリストも。稀な状況ではありますが、確かにピースプロファイリングが役に立つ可能性も大いにあります。

ピース解析ツールの開発のため、Hassanatさんは50人のボランティアを募り、彼らの右手ピースを写真に収めました。このデータを元に、3つの測定基準箇所を作りました。上の図にある青、緑、赤のライン、3箇所です。次に、この測定基準データを解析。個人を見極めるため16の異なるパターンを導き出し、アルゴリズムにピース認識のトレーニングを施しました。ピース画像の質にもよりますが、実験の結果、40%から90%の確立で特定に成功しました。Hassaatさんと研究チームには、今後、成功率の向上が求められますが、スタートとしては上出来の数字でしょう。

身バレしたくない人は、今のうちからピースするのやめときましょう。

image by Tim Evseev / Shuttertock.com

source: Technology Review , arXiv

George Dvorsky - Gizmodo US[原文

(そうこ)