ヴァンパイアが人間の血を吸うのにかかる時間

ヴァンパイアが人間の血を吸うのにかかる時間 1

もしヴァンパイアが題材の小説を書く場合は、リアルに近づけるためにこれをご参考に!

ヴァンパイアが血を吸うのに必要不可欠なのは、もちろん血を吸うための美味しそうな「首」と、吸い終わったら消えるようにいなくなるための逃げる時間。イギリス・レスター大学の物理学専攻の学生グループが、ヴァンパイアが血を吸って逃げるまでに必要な正確な時間「6.4分」を弾き出しました。しっかりと物理学に基づくこの研究結果はJournal of Physics Special Topicsというジャーナルに発表されました。

人間の体は大量の出血をしている間、ちゃんと機能しません。体から15%の血液が失われると心拍数が変化するため、頸動脈から血を吸ったとしても「収穫逓減の法則」で吸える血の量が減っていきます。レスター大学の学生たちは、体の血液の15%分の血液を首に開いた2つの穴から吸うにはどれくらいの時間がかかるのかを計算しました。

彼らはまず、分析のための変数を減らすために、いくつかの仮定を設定。1つ目は、ヴァンパイアは人間を殺してしまうほど吸わないと仮定。ヴァンパイアは生きるために必要な分だけの血を吸って、誰かがニンニクや十字架を現れる前にさっと消えてしまわなければいけません。次は、重力は(循環器系が血液に加える圧力に対して小さいので)無視して良いと仮定します。

そしてヴァンパイアが血を飲む時には、体の外に出た血液への圧力が他の外傷を負った時と変わらないように、牙で刺した穴から自然に流れ出る血を吸うと仮定します。最後に、大動脈から出てくる5つの動脈は、それぞれ同じ大きさで同じなめらかさを持っているとする、ということを仮定して計算したそうです。

こうして大動脈を流れる血液のスピードを計算することで、ヴァンパイアが噛み付いて開けた0.5ミリの2つの穴から体内の15%の血液を吸い出すには、6.4分かかることがわかりました。映画や小説の世界でもこうやって大まじめな物理学を使って現実に近づくことができるのは、おもしろいですね。この結果に忠実なヴァンパイアの映画を見るなら、6分間も血を吸ってるシーンをじーっと見ることになります。リアルですね。

Source: Physics Special Topics

Esther Inglis-Arkell - Gizmodo US[原文

(リョウコ)