ドナルド・トランプ「日本は原爆自分で作れ。金持ちなんだから」

ドナルド・トランプ「日本は原爆自分で作れ。金持ちなんだから」 1

「コマツは円安をかさにきて、米競合キャタピラー社を打ちのめしている。オレ様が大統領になった暁には、米メキシコ国境にキャタピラーとジョンディアの重機で壁を建ててやるからな!」

「日本がどっかに攻撃されたら、アメリカは駆け参じて第3次世界大戦やらなきゃならない。アメリカが攻撃されても日本は助けなくていい。そんなの不公平だろ。自分の国ぐらい自分で守れ」

と、ドナルド・トランプ次期大統領候補が'80年代のジャパン・バッシングみたいなこと言ってますよ。通常は民主党よりの全米自動車労働組合幹部まで「トランプの言い分には一理ある、円安はひどい」と言ってます。

ただ、フィナンシャルタイムズが書いているように、コマツは国内だけでなくアメリカにも工場を3つ抱えており、数千人の雇用を生んでいます。また、トランプが目の敵にする日本の自動車メーカーもアメリカで136万人の雇用を創出しています。エールを送られてる当のキャタピラー社のCEOからして、トランプの関税施策は「危険だ」とし、「うちの潜在顧客のうち米国人口はたったの5%。残り95%は海外にいる。うまくやっていくことを考えなきゃならないのに」と迷惑がってます。結局、ジャパン・バッシングのアンテナが未だに残ってる選挙民対策なんでしょね…。

もっと気になるのは日米安保の話ですよね。ニューヨーク・タイムズが金曜外交をテーマに100分におよぶロングインタビューを行った際に飛び出したもので、ここでもいろいろ過激発言が出ました。

「サウジはIS撲滅に派兵しろ。それか米軍に防衛費払え。払わないならアラブ諸国から原油はもう買わない。サウジアラビアなんてアメリカの庇護がなかったら消える国だ」

「フセインは悪い奴だったが、テロリスト殺すのだけは得意だった。あんなにテロリスト殺した奴はいない。ところが今はどうだ。イラクはテロリストのハーバードだ。テロリスト志望のやつはみなイラクに行く。アメリカがWTC爆撃したわけでもないイラクに乗り込んでフセイン殺したからね」

「中国は南シナ海にせっせと人工島と砲台を造成しているが、あれを止めたかったら、アメリカにモノを売るなと脅すのが一番だ。貿易圧力をかければ中国はひとたまりもないだろう」

「日米安保は一方的過ぎる。自国防衛費ぐらい自分で払え。駐留経費負担を大幅増額しないと米軍基地は撤退だ。原爆も自分で作ればいい。日本も韓国も金持ちなんだからさ」

日本の菅官房長官は「非核三原則は変わらない。米安保体制を中核とする日米同盟は我が国の外交の基軸だ」と息も絶え絶えに記者会見。

ところがトランプ候補は火曜夜のCNNでも同じことを繰り返し言ってますよ(画像トップ)。ガン無視です。

日本駐留米兵は約5万人。仮に本気だとして、まさかのまさかで氏が大統領になって、安保見直しになり、周辺国が軍事力を増大させていったら…。原則、中核、基軸も一寸先は闇な感じですね…。

image: CNN

source: NYT

(satomi)