R2-D2を製作した故トニー・ダイソン氏ってこんな人

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R2-D2、映画に登場する人間外のキャラクターで最もアイコニック的な存在ですよね。

その多くの人から愛されているR2-D2は沢山の人たちのアイディアと努力によって生まれました。コンセプト・アーティストのラルフ・マクォーリー(Ralph McQuarrie)氏がデザインし、ケニー・ベイカー(Kenny Baker)氏トニー・ダイソン(Tony Dyson)氏がR2-D2に命を吹き込みました。特にトニー・ダイソン氏は手ごわい困難なパートを担当していたそうです。

既にご存知の方も多いと思いますが、そのトニー・ダイソン氏(68歳)が3月4日にマルタのゴゾ島の自宅で亡くなられました。

多くの人から愛されているR2-D2を製作する前、1970年ダイソン氏はイギリスでWhite Horse Toy Companyを経営し、「007 ムーンレイカー」、「スーパーマン II 冒険篇」、「ドラゴンスレイヤー」などの作品で、ノンクレジットのエフェクト・スーパーバイザーとして参加していました。そして、ジョージ・ルーカスがスター・ウォーズの製作を開始する際、ダイソン氏をマクォーリー氏に紹介したのが始まりだそうです。

ダイソン氏は、彼の経営していた玩具会社で揺り木馬を作る際にモールドを使用していたのですが、それと同じテクニックを使用してR2-D2の製作をしたそうです。彼は、リモコンバージョンと、ベイカー氏が実際に中に座って操作できるバージョンの2つ、帝国の逆襲で湿地にポイっと投げ込まれる用など、トータルで映画用に8つのドロイドを製作したそうです。その後ダイソン氏の興味は人工知能ロボット工学へと向かい、ソニー、東芝などの電気メーカーのためにボットを製作する仕事をしていたそうです。

同時に、ダイソン氏はスター・ウォーズの仕事をしたことをとても誇りに思っていたので、イギリスでR2-D2・ビルダーズ・クラブを設立し、ファンたちが自分のアストロメク・ドロイドを手作りできるようにしました。ただ、ルーカス・フィルムとの契約により、映画の中に登場するドロイドと全く同じ仕様のものは教えることができなかったそうです。それでもダイソン氏直伝でマイR2-D2が造れるなんて夢のようですね~。

ちなみに、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」でR2-D2の小道具を製作したデザイナー2名はこのビルダーズ・クラブ出身です。ダイソン氏のレガシーはこうやって脈々と伝え継がれていくんですね。

可愛いR2-D2を私たちに会わせてくれたトニー・ダイソン氏のご冥福をお祈りいたします。

source: BBC News via Mashable

James Whitbrook - Gizmodo US[原文

(junjun)