クールなサービスであり続けることの難しさ。Soundcloudが有料音楽ストリーミング開始

クールなサービスであり続けることの難しさ。Soundcloudが有料音楽ストリーミング開始 1

クールでいるにはお金がいるんだ。

「お金の問題じゃない。みんなが喜ぶクールなものを作りたいんだ」なんてのは夢物語です。結局、何もかもお金なんだもの。かつて音楽界の革命児とまでいわれ世間を騒がせたSoundcloudが新たな機能「Go」を発表しました。Goは月額10ドル(約1,120円)、iOSアプリ経由の申し込みでは月額13ドル(約1,460円)の音楽ストリーミング機能です。これまでのSoundcloudと異なるのは2点、広告がないことと、楽曲をオフラインでも聞けること。

開始当時は、ここが音楽業界の最先端だと思うほどプロもアマも集まり、これ以上ないほど「クール」だったSoundcloud。有名無名を問わず、多くのミュージシャンがこの場所で試行錯誤、切磋琢磨し、未完成の曲や実験的なサウンドを投稿していました。しかし、ここ数年はSpotifyやApple Musicなどにおされストリーミング業界で苦戦。Soundcloudのアダとなったのは、自身のクールさです。一部のアーティストは、サウンドサンプルやミックスを考えなしにあげまくり、消去することもありませんでした。また、音楽レーベルのもつ楽曲を勝手にあげるなどトラブルになるケースもあり、運営は頭を悩ませていました。皮肉なことに、頭痛のタネであるこれらの問題は、お金を生み出すことはありません。サービスを運営し続けるには金がいるんだ!

Soundcloudは、大手レコード会社とライセンス契約の交渉をし、広告を導入し、そのお金をかせごうと努力してきました。今回の月額制ストリーミングオプションは、進まざるをえない次のステップだったのでしょう。広告なんてクールじゃない、お金儲けはクールじゃない。無料でサービスを使うユーザーのそんな言い分は身勝手なのです。ふぅ、なんだか、今日は切ない気分よ。

source: Soundcloud via The Verge

Mario Aguilar - Gizmodo US[原文

(そうこ)